
アクティブに使えないキット。⇒使えるようになったもようです!
Wismec「WISMEC ACTIVE with Amor NS Plus」はBluetoothスピーカー内蔵MODに、重めのドローを楽しめるクリアロマイザーを組み合わせたキットです。
── 提供|VapeSourcing ──
本製品はいつも通り販売前には提供を受けていましたが仕様を調べた時点から放置していました。
理由としては、本製品のウリである『スピーカー搭載・Bluetooth接続での音楽再生』といった仕様において、技術適合証明(通称=技適)を取得しておらず、日本国内での使用は違法になる可能性があるためです。事実として本体に技適マークは無く、他プロダクトにあるような内部UI上での表示は電源を入れた時点でアウトのため確認出来ませんが、総務省の認証済リストに記載が無いので認証を受けていないのは確実でしょう。
昨今、スマートフォンのSIMフリー端末やBluetoothスピーカー等、数多くのプロダクトが日本に入ってきています。大手メーカーであれば正しく認証を受けているものがほとんどでしょう。しかしAmazonマーケットプレイスのような、実質監視の目が行き届いていない無放地帯では技適なぞ無視した製品が当たり前の顔をして売られている現状です。
同じ深センのメーカーでもAnkerくらいになれば、ちゃんと技適認証受けているんですけど。
ということでせっかく提供してもらったが、メーカーに落ち度があり販売店に認識が無いとはいえ違法になる可能性があるものはレビュー出来ない。
で放置していました。が、部屋の隅っこに積まれたまま(しかも箱がそれなりにデカイ)のコイツを横目に見てると、「ま、電源入れないけど簡単にレビューしよっか」という結論に至りました。
気付けば技適通ってた。(以下、総務省の技術基準適合証明等を受けた機器の検索)
遅ればせながら、発売から4ヵ月以上遅れて?技適認証されました。
まぁ、認証されてても製品自体に技適マークが付いていないと駄目って説もあるわけで...。結局手元にあるのを公には使用出来ませんね。
そもそもモデルサイクルの極めて短いVAPE製品において、このような後追い対応したところで、既に新製品がいくつも発売された後であっては今更購入しようと思う人は減っているわけです。完全に機会損失です。
で、前置きが長くなったけど、言いたいのはVAPE界では大手にあたるJoyetechグループが、このような各国の法規制も認識せずにモノ売っちゃいかんだろ、と。
取扱説明書に日本語を記載している以上、日本へ輸出するの前提ですからね...
今回の件や提供元と関係はないけど、過去にクローン品が送られてきてレビューせずに放置しっぱなしにした事が数回あります。
それではWISMEC ACTIVE with Amor NS Plus開けていきまーーす。
- WISMEC ACTIVE(バッテリー)
- Amor NS Plus(クリアロマイザー)
- フック(カラビナ)
- USBケーブル(QC対応)
- コイルヘッド(WS01 / WS04)
- アクセサリーバッグ
- 取扱説明書x2(日本語記載有)
スペアとしてOリングx4が付属。取扱説明書は日本語で記載されとるんですな。
はい、付属のカラビナはこのように装着。んで、バッグやパンツのベルトループに引っ掛けて持ち運ぶ、そして行った先々で音楽を鳴らす。そういった事を想定しているのでしょう。
製品仕様
画像引用元|Wismec公式
WISMEC ACTIVE
- 大きさ|55.6x26.6x94.5mm
- 重さ|166.4g
- バッテリー容量|2,100mAh
- 最大出力|80W
- 出力モード|VW/Bypass/TC-Ni/TC-Ti/TC-SS/TCR
- 最大出電圧|9V
- 最大電流量|50A
- 最大充電電流量|2A
- 対応抵抗値|0.05-3.5Ω(VW)/0.05-1.5Ω(TC)
- 温度制御範囲|100-315°C/200-600°F
- 安全機能|不明
- 追加機能|Bluetoothスピーカー/防水/衝撃耐性(シリコンケースによる)
- カラーバリエーション|Black/Orange/Silver
画像引用元|Wismec公式
Amor NS Plus
- 大きさ|Φ27x47mm
- 重さ|47.5g
- リキッド保持量|4.5ml
- 対応コイルヘッド|WSシリーズ
製品詳細
勿体無いなぁ。キチンと技適認証受けてれば使ってやれるのに。
モノとしてはしっかりと造られているんですよ...当たり前だけど。
簡単にMOD「WISMEC ACTIVE」見ていきます。まぁほとんど真っ暗だから見えないとは思いますが、諸々の事情により本来は公開したいわけじゃないという意味が含まれています。
ボディ片側の側面がパンチングになっており、その内部のいち部分にスピーカーの音出口になっているのが見てとれます。
背面にはカラビナを引っ掛けるフック。
側面以外をシリコンカバーが覆っています。
カバー自体、表面はサラサラで埃の付着はそこまででも無かったですね。
このカバーのおかげでかなりの耐衝撃性が確保されているわけ。
背面にはBluetoothの操作やおそらく音量調整をする為のボタンがあります。
底はフラット。座りは良いですね。
正面下部にはシリコンカバーしてるとカバーされてる充電用ポート。めくってUSBケーブルを挿せばOK。
その横にはリセットボタン。内蔵バッテリー機ですので動作異常が発生した際にはここに細いものを挿し込んで押すこととなります。
正面のスクリーン。シリコンカバーの厚みでかなり奥まっているので、万が一落下させても直接接触する可能性は低そうです。
ではクリアロマイザー「Amor NS Plus」を見ていきます。
スモークがかったガラスチューブに、エアホールがオーバルx2、真円x1が対面2箇所。
バラすとこんなピース構成。
リキッド補充のフィルポートはトップキャップをスライドして露出させるタイプ。
ドリップチップは510接続で、出口に向かって拡がっている内部形状。
トップキャップは510接続部より更に径が絞られた、風味重視ともとれる構造となっています。
エアフローコントロールで小径1穴に絞って使えば、相当重めなドローにすることが出来そうです。
コンタクトピンの出代は標準的。当然ながら調整不可な圧入構造ですのでテクニカルModにて使用する事となります。
「Amor NS Plus」✕「Strider」
残念ながらWISMEC ACTIVEの電源投入する事は、ここ日本国内においてはNGですので代替機を使用してAmor NS Plusをセットアップ。
ちなみに直前にAMOR NS Proってクリアロマイザーのレビューもしてますが、その時と同じMTL向けコイルヘッドを使用します。
吸ってみる
「Amor NS Plus」✕「ULTEX」
こっちの組み合わせでも似合ってるな。それじゃあ吸ってみよう!
感想はあくまでも筆者の感想として捉えて下さいね。
▶MTL向け『WS04』コイルヘッド、エアホールは全開にして吸う!
エアフロー全開でも重めなドローです。
すでに吸った事のあるコイルヘッドですが、このクリアロマイザーでも味は濃すぎず好みのバランスで楽しめるのは変わらず、美味しいです。
▶エアホールを小径1穴(x2)にて吸う!
間違いなくMTLなドローです。激重ってわけでもないですけど。ズオオォォォ・・・っと充分な吸引抵抗、味の濃さも微増。
よくある爆煙系クリアロよりはずっとずっと好みなんですよね。
今回使用したコイルヘッド『WS04』は抵抗値1.3Ωと高めながら、味のほうは薄くなく濃すぎない出方で、その高抵抗だからこそリキッド消費量も控えめです。
まとめ
残念ながら使ってはいけない
まぁ電源も入れていないのでレビューにはなっていないのですが。仕様からみるにレギュレーテッドとして使用するには普通の性能でしょう。
そもそもスピーカーは要らないかな。別で技適認証のBluetoothスピーカー持ってるし。それすらそう使わない。単純に耐衝撃とか防水とかはあってもいいとは思うけど。
クリアロマイザーは悪くない造りなのだが・・・単品買いを勧めるかと言われれば...
提供頂いたから記事にしたけど購入を促進するためではありません。この製品は日本国内では使用出来ません。
現在販売されているものは技適マークが付いているのであろうか?
もし万が一いまさら使いたいと思う人がいるならば、購入前に販売店へ確認しておく事をおススメする。