
単に見ためが好みだから買ってあったのだった。
憶えてなかったんだけどV1もレビューしてた。まったく使ってないから忘れてた...。んで、今回レビューするのはかなり前に購入してたんだけどガチで放置してて、片付けしてたらポロッと出てきたから今更なタイミングなのは許してね。というわけでVandy Vapeの爆煙タイプのドリッパーPhobia RDAのV2の特徴から見ていこう。
Phobia V2 RDAの特徴
- 2018年リリース
- 直径24mm
- ポストレス(ポールレス)デッキ
- シングルコイル/デュアルコイル両対応
- サイドエアフロー
- 深いジュースウェル
パッケージ
先代同様にAlex from VapersMDとのコラボレーションとの事ですね。Phobia=恐怖症って意味らしい。
ドリップチップは3種類あるみたい。コイルリードガイド(コイル足の長さ決め)も付属していますね。それでは中身取り出してみましょう。
内容物
本体 | Phobia V2 RDA |
ドリップチップ | 3種類(810) |
付属品 | 510ドリップチップアダプター |
BFピン | |
コイルリードガイド | |
プリメイドコイル(Ni80) |
スペア | イモネジ |
Oリング | |
工具 | ドライバー(プラス/マイナス) |
六角レンチ | |
取扱説明書 | 日本語記載無し |
製品詳細
Phobia V2 RDA の外観
色はマットブラックをチョイスしています。大きさとしては直径24mm、全長はドリップチップの先からコンタクトピンの先まで37.2mmとなっています。ドリッパーとしては丈のあるタイプとなっています。
エアーインテーク(吸気)はオーバル3本が対面に空けられています。とても大きな吸気穴です。ドローはスカスカなDL(ダイレクト・ラング=直肺吸い)となるでしょう。
初期装着のドリップチップはデルリン製で大口径。接続は810サイズで外径19mmとデカイ。当然ながら内径も9.4mmと大きめですな。
まさに爆煙向けって感じでとにかくデカイ。といった印象です。
コンタクトピンはVandy Vapeお得意の負極が絶縁材でカバーされた安全志向な構造。メカニカルMODのハイブリッド接続において短絡リスクが低減されます。
絶縁材からの突出量は0.7mmとなっており、アトマイザー底面からピン先端までは4.9mmとなります。
底面はこのような感じです。
Phobia V2 RDA の詳細
キャップを回せばエアフローコントロール可能です。ただし両端のオーバル1本のみ開放ってのが出来ないんですよね。遮蔽外となって開いていけないとこが開きます。
このギアみたいな凸がカッコエエなぁ。
スポッと引き抜いてみました。なるほど凸はこのように形成されておるのか。
贅沢に3種類。Vandy Vapeって特に同梱物の多いメーカーだと思いますね。
いづれも810接続となっています。どれも接続部は同形状ですね。それぞれ付け替えてみましょうか。
白い半透明なタイプの外径は18mm、内径9.9mmとこれまた大きい。
PEI製のやつはすっごくローハイト。外径21.8mmで内径9.3mm。これは咥えるというより唇を押し付ける感じになりますね。
いづれのタイプも大口径なのでそのままドリップ可能となっています。
さらに510ドリップチップアダプターも付属していますから、お好みで手持ちの510ドリップチップも使用可能となっています。
トップキャップ内部、チャンバー天井はフラットな造形となっています。大きな810の口径なのでミスト排出に問題はないでしょう。
トップキャップを外した状態ですが、エアホールのある遮蔽パーツの下までがリキッド保持可能な位置となり、かなり深い造りなのが見てとれます。リキッド保持量としては1mLとの事です。
デッキから遮蔽パーツを取り外しました。この2パーツに関しては凸凹での噛み合わせで位置決めされます。ビルドしたコイルに対してエアホールからのエアーを当てられるようにする為です。
デッキを真上から。広々としたジュースウェルが見てとれます。
垂直にコイルリードを差し込むポールレス(所謂ポストレス)タイプのデッキとなっています。
デュアルコイルでもシングルコイルでも組めます。
固定ネジの頭は六角ですが同梱された4つはプラス頭になっていますので、お好みで付け替えてもよいでしょう。
コンタクトピンは2ピース構造となっています。なので出代調整は可能です。
BFピンも付属していますから一旦付け替えてみます。こちらは2ピースになっていない1本ものです。
デッキ内での吐出口はこのようにカバーされた位置にあります。両サイドのコットン設置位置に流れるように配慮されています。
ビルドしてみる
同梱されているプリメイドコイルを用います。ポールレスで非貫通なポストなのでコイルリード長を適切に決めなければいけません。長すぎる分には都度切断すれば良いだけですが、短くカットしてしまうと使えなくなる恐れがあります。
そこで便利なのが同梱されているコイルリードガイド。
8mmの位置にシールが貼ってあったのでココが最適のようです。コイルを挿し込んで...。
反対面から飛び出します。ズレないように指で押さえて固定しましょう。
そうしたら飛び出した分が余剰という事なのでパツッとカットしてしまいましょう。
ネジを緩めた隙間に挿し込みます。底に突き当たる位置まで挿し込むよう意識しましょう。
ネジを締めこんで固定します。デュアルコイルで組む場合は手前と奥にコイルを設置する事となります。
高さはこのくらいとなりました。もう少し上下にシフトしてみても面白いかもしれません。その場合はコイルリードガイドを用いて±1mmの位置から調整していきましょう。
コイルも大きくて低抵抗なのでコットン量も相応に多くてよいでしょう。少ないとすぐにカラカラに乾いてしまいます。
ちなみにこのプリメイドコイルの抵抗値は0.29Ωくらいとなりました。かなり低抵抗なのでデュアルバッテリーMODで放電能力にゆとりのある構成で使用しましょう。
MODとの組み合わせ
直径24mmなのでそこそこ大きめのMODに似合う感じかな。Vandy Vapeのマットブラックは合わせやすい「黒」ですね。
きっちりと直径24mmなのでEasyにも装着可能ですね。ドリッパーとしては丈もあるからドリップチップさえ適切なのを選べば組み合わせられます。エアーの吸気的な事は知らんけど問題ないだろう。
吸ってみる

風味生成
ガッツリと濃い風味で生成してくれますねー。シングルコイルでも強烈に濃いわ。このプリメイドコイルでデュアルコイルとか、まったくやる気になりませんね。ここまでクドいとツライものがあるので単線で組んだほうが好みかな。
ドロー
もはやエアホールとは!?ってくらい軽い。スッカスカ過ぎる。全開だろうが絞ろうが違いがわからないくらい軽い。もう少し重くとは言わなくとも少しの抵抗感くらいは欲しいものである。
まとめ
爆煙好きな人専用
低抵抗コイルに高ワッテージでモックモクで真っ白な世界へ行きたい人にはハマるかも。間違っても重いドローを好む人や高抵抗なビルドをしたい人には向かない。
深いジュースウェルのおかげでドリップ頻度は極端に短くないけど、抵抗値次第なところでしょうねぇ。BF運用するのがラクなのは確実。
製品仕様
タイプ | RDA |
直径 | 24mm |
高さ | 37.2mm |
重さ | 46g |
材質 | SUS/Peek |
エアフロー | サイド⇒サイド |
ドリップチップ | 810 |
コンタクト | 510 |
カラーバリエーション | 全4色 |
製造国 | 中国 |
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国内の取り扱いは無くなったみたいです。