
22mm径のシングルコイル用ドリッパー。
Ultimavape「Diggie RDA」はトップ吸気サイドエアフローのシングルコイル用デッキ。2種類のキャップが同梱された小振りなドリッパーとなっています。
Ultimavapeは新しいメーカーみたいです。これまでにメカニカルModとRDAを1種出してきているもよう。
シングルコイル用、シングルエアフロー、2種のキャップ付き。
それでは「Diggie RDA」開けていきまーーす。
- Diggie RDA
- BFピン
- トップキャップ(デルリン&ウルテム)
- スペア|Oリングx5 / イモネジx2 / ネジ(ポスト用)
- マイナスドライバー
製品仕様
- タイプ|RDA
- 大きさ|Φ22x27.5mm
- 重さ|14g
- 材質|SS / デルリン / ウルテム
- ドリップチップ|510
- エアフロー|サイド
- コイル|シングル
- BF対応|可
製品詳細
ドリップチップからコンタクトピンまでが27mmしかないロープロファイルなデザインです。
バラしてみる
バラしてみると4ピース構成。
左からデッキ、トップキャップ、エアフローコントロールリング、ドリップチップ。
ドリップチップ・トップキャップ
トップキャップは材質違いで2種付属。黒いほうがデルリン((Delrin®)で、黄色がウルテム(ULTEM™)で造られています。
どちらも樹脂系で軽い材質。
ドリップチップは510接続で外径12mm内径5mm。接続部長3mmと短め。
内部にはエアホールがあります。
エアフローとしてはトップキャップ上部に1箇所あるホールから吸入し、内部を降下しデッキ到達後サイドからコイルに吹き付ける構造。
トップキャップの組み付けはラインが『凹』になっている位置をデッキのエアホールに合わせる事となります。そしてリングを回して流量調整。
Phevanda「Bell RDA」のシングルエアフロー版といった構造ですね。
デッキ
デッキは片側にポジネが両ポストを寄せたシングルコイル用。
デッキをバラしてみる
底のネジとコンタクトピンを外せばポストを取り外し、完全に分解可能。
デッキ全体はブラック塗装ですが、絶縁材であるPEEKは塗装というより耐熱テープにも見える厚み。
BFピン
BFピンはデッキ底面とツライチに穴がくる。コットンが吸ってくれればいいのでリキッドが引き戻されても問題ないでしょう。
今回はドリッパーとして使いますので非貫通コンタクトピンに戻しました。
出代は充分にあります。ポスト固定してますので調整はしないでおきましょう。
ビルドしてみる
ポストは見た感じ良くない構造ですねー。
ワイヤーの返しも無いし、左右にクリアランスがあり過ぎてイモネジを噛ませるのが苦労しそう。
という事でカンタルAWG26の内径3mmを7巻で組んでみました。
そこまで苦労せずにイモネジのセンターにリードを挟み込めました。
意外と内側の隙間にリードがズレることもなかったです。
が、クリアランスを詰めた造りのほうが良いとは思います。
小振りなので少なめのコットン量をセット。使ったのは「Cotton Bacon V2」なのでウィッキング性能は高いです。
感覚ですが結構タップリとリキッドが入りました。
Modに乗せてみる
「Diggie RDA」✕「iStick Pico S」
22mm径と小振りですので乗せられるModは沢山ありますよね。
ロープロだから合わせやすい!
「Diggie RDA」✕「Pico Squeeze」
勿論スコンカーと組み合わせて使うのも良いですよね。
吸ってみる
それじゃあ吸ってみよう!
感想はあくまでも筆者の主観として捉えて下さいね。
▶エアホールは『全開』で吸う!
ドロー⇛軽い!シュコォーーーって感じ。完全なるDL(ダイレクトラング)な吸い心地。
味⇛薄いですが“しっかり”とバランス良い風味は出しています。
・・・
▶エアホールを『限界まで絞って』吸う!
ドロー⇛完全にMTLな激重まで可能です。なめらかな無段階調整可能なエアフローが素晴らしい!
味⇛濃厚。絞っていけばとても濃い風味になっていきます。そして実にバランスの良い風味。
軽めで濃すぎない、重くして濃厚。
エアホール1箇所のみのサイドエアフローですが、抵抗感の無い軽さにも出来ますし、それでも風味のバランスは良い印象。
そしてここまで重く出来るレンジの広さは中々ほかで見たことなかった。
まとめ
Diggie RDA
- 質感|良 ●ー●ー●ー●ー● 荒
- ビルド|易 ●ー●ー●ー●ー● 難
- 風味の濃さ|濃 ●ー●ー●ー●ー● 薄
- 解像感|高 ●ー●ー●ー●ー● 低
- ドローレンジ|軽 ●ー●ー●ー●ー● 重
- 漏れ耐性|良 ●ー●ー● 悪
ビルドは少し慣れが必要。味は抜群!Modに合わせやすいショート丈。
ビルド慣れした人には苦労なく使えるとは思いますが、綺麗にイモネジに挟み込むには適切にコイルリードを通す必要があります。
トップにエアホールがありドリップチップも短いので、加熱時に誤って吹き戻すと熱風で唇を火傷しかねない。デルリン/ウルテムのおかげで通常使用の範疇で熱が伝わって熱い事はありませんでした。ただし抵抗値下げ過ぎると熱いかもしれません。
味は私が美味しいと思っているドリッパー達と並ぶ美味しさを出してくれます。
トップ吸気だから漏れ知らずだし、ネガティブな部分が見当たらないかも。
2種の材質のキャップ/エアフローコントロールリング/ドリップチップの3パーツを入れ替えてイメチェンが可能。
・・・
味が抜群なトップ吸気の22mm径シングルコイルドリッパー。
今後はわからないけど現状は入手性があまり良くないので、買えるうちに入手しといたほうがいいかも。