
国内最大手のVAPEショップであるベプログのオリジナル電子タバコ。
2つのモードを搭載しVAPEリキッドとタバコカプセルの両方に対応!1台2役で楽しめる令和型電子タバコがTARLESS PLUS(ターレスプラス)です。
クラウドファンディングも目標値を3,000%超えで達成した期待されるニューデバイス。さてさてどのような製品なのでしょうか。
── 提供|ベプログショップ ──
製品の特長
TARLESS PLUS 5つの特徴
1.
プルームテックのタバコカプセルが使用可能!
ニコチンが欲しい時のお助けモード!無理に我慢する必要はありません!
2.
VAPEとタバコカプセルモードの2つを搭載!
気分に合わせてワンタッチで切り替えが可能です。
3.
圧倒的な吸いごたえ!
タバコの数倍の煙量から控えめな煙量まで調節可能!
4.
メンテナンスは一切不要!リキッドを入れて吸うだけ。
カートリッジは何度もリキッドを入れて使えます。味が出なくなったらゴミ箱に廃棄!手を汚す心配や、洗浄する手間もありません。
5.
キャップ部分にタバコカプセル収納可能!
他の荷物が必要なくTARLESS PLUS本体のみでタバコカプセルまで持ち運べます!
VAPEといえば膨大な種類のリキッド。その多様なフレーバーを手軽に楽しめる携帯性に優れたデバイスであり、プルームテックのタバコカプセルを使用出来る事から、ニコチンを欲する方にも向いています。
パッケージ
それでは見ていきましょう!
大きな白いパッケージ。クリーンなイメージがありますね。
開いたトコロに製品仕様が書かれています。
ショートカートリッジがタバコカプセル対応カートリッジと記載されていますが誤りですね。正しくはロングカートリッジがタバコカプセル対応です。
※流通版では修正されているかもしれません
それでは開けていきましょう。
ちなみに今回レビューしていくカラーはブラッシュシルバーとなっています。以降の画像においてヘアラインがやけに目立つ場合とそうじゃない場合が混在しますが、光の当たり方により事実として見え方が異なる為です。
- マットブラック
- スノーホワイト
- ブラッシュシルバー
- LIFEGUARD コラボレーションVer(マットブラック)
全4色のカラーバリエーションとなっています。LIFEGUARDコラボバージョンは限定版となっているようです。
内容物
- TARLESS PLUS
- ロングカートリッジ
- ショートカートリッジ
- 充電用Micro-USBケーブル
- マニュアル
丁寧に日本語で記載された取扱説明書が付属していますから、こういったデバイスに初めて触れる方でも大丈夫!
製品詳細
TARLESS PLUSの外観
外観を見ていこう。
こちら面はTARLESSのロゴがあるだけとシンプル。シンプルゆえにヘアラインの主張が目立ちます。
反対面には窓があります。この窓が結構重要な役割を持っています。
これはカートリッジ内のリキッド残量確認用であると共に、バッテリー残量を色の変化で認識でき、充電時やパフ時にも点灯します。
このように上品な光りかたです。ブリージングによる点灯と減灯で上質感があります。
側面はこのようになっています。詳しくみてみます。
ストラップホールと充電用ポート。
まずね、ストラップ使うかな?重くはないとはいえこんなに硬くて角張ったモノを胸の位置にぶら下げますかね...。ま、人それぞれだけどねぇ。
充電は1Aまで可能です。バッテリー容量は900mAhだから、大体満充電まで1時間は掛からないってことになりますね。ただし競合機種より少し筐体が大きい事を考えるとやや見劣りするバッテリー容量かなぁと思いますね。
おそらくTARLESS PLUS最大の個性と言えるのがスイッチ部分。
電源オフから2段階の出力調整までをレバー操作にて行います。Lはロングカートリッジ向け、Sはショートカートリッジ向けの出力モードとなっており、それぞれ3秒と10秒パフボタンを押し続けた時点で通電がカットオフされます。
Sモードが僅か3秒で出力停止される理由はタバコカプセル保護の為です。
底は少し窪んでいます。この黒いパネルが妙に安っぽいんですよね。周りの金属感と比べて妙に塩ビ感があるというか...。まぁ底なんてそんなに見ないからいいけど。
キャップは2つのギミックがある
キャップを取り外してみました。マグネット式ですが、結構しっかりとした強めの磁力なので意図せず外れたりってのは有り得ないでしょう。
外したキャップは本体底側に装着可能です。こちらもマグネットにてカチッと装着出来て取れやすくはないですね。
このように本体に装着出来るから、使用時にキャップの置き場を探す必要や、置忘れたりって事態にはなりにくいでしょう。
キャップの内部にはタバコカプセルを1本収納可能です。使用している1本と併せて計2本をTARLESS PLUSにて持ち運べるというわけですね。
カートリッジは2種類
カートリッジを取り外してみます。このカートリッジも本体とはマグネットにより円滑に装着されます。
キット同梱のカートリッジは前述しているロングとショートの2つ。
リキッド保持量は2mLと控えめ。
外観としては吸い口の長さが異なるくらいですが、内部のコイルも異なります。
2種類のカートリッジ
・ロングカートリッジ:1.6Ω|タバコカプセル使用可能。
・ショートカートリッジ:1.0Ω|タバコカプセル使用不可。風味・ミスト量重視。
カートリッジにはAFC(エアフローコントロール)が備わっています。
このリングを回転させてエアホールの開度を調整しエアー流入量を増やしたり減らしたりする事により風味の濃さを変えたり、吸い心地を変化させる事が可能です。
右:ロングカートリッジのほうが内径が狭いようですね。タバコカプセルが装着出来るという事もあり厚みも異なっています。
実際に装着するとこのような見た目となります。
リキッド補充はスクリュー式のキャップを取り外して行います。
新しいカートリッジの初回使用時のみ、リキッドを補充したら内部のコットンに浸透するまで5分は待ちましょう。
補充したら本体に装着しましょう。リキッド残量確認窓のほうにスクリューキャップがくる向きで装着です。
操作方法
電源スイッチ
操作はいたって簡単。
リキッドを補充したカートリッジを装着したTARLESS PLUSのスイッチを切り替えるだけ。
ロングカートリッジなら「L」の位置に、ショートカートリッジなら「S」の位置にレバーをスライドすればOKです。
スイッチ操作時には「振動によるフィードバック」があり、正常にモードが切り替わった事を感知しやすい仕様となっています。
Lモードに切り替えた際には1回振動、Sモードに切り替えた際は2回振動します。これにより目視で確認せずとも、狙いのモードに切り替わった事が判別可能となっています。
LEDインジケーター
状態によりLEDのカラーが変化します。以下にパターンを記載しておきます。
色 | インジケーターLEDの状態 | バッテリー残量 |
〇 | 白色に点灯 | 80%~100% |
● | 青色に点灯 | 60%~80% |
● | 緑色に点灯 | 40%~60% |
● | 紫色に点灯 | 20%~40% |
● | 赤色に点灯 | 0%~20% |
● | 赤色に5回点滅 | 残量なし |
● | 【充電中】/ 赤色に点灯 | 充電中 |
〇 | 【充電中】/ 白色に点灯 | 充電完了 |
● | 【電源オフ】/ 青色に5回点滅 | ー |
バッテリー残量に関してはかなり細かく色分けして表してくれますね。
吸ってみる
それじゃあ吸ってみよう!
感想はあくまでも筆者の主観ですからね♪
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■ ロングカートリッジ(抵抗値1.6Ω)
味の出ないポッドを「1」としてOrion Qを「7」味の出るドリッパーを「10」とする。ロングカートリッジは「3」ですね。 香りはほのかに感じる程度であり、多くの風味は損失しています。
■ ロングカートリッジ+タバコカプセル(レギュラー) プルームテック純正構成で吸うより数段上の風味、タバコカプセル自体の風味が強く感じられます。リキッドの風味が微かに混ざる事により、タバコカプセルのみで吸うより香り豊かですね。 |
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---|---|---|---|
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■ ショートカートリッジ(抵抗値1.0Ω)
味の出ないポッドを「1」としてOrion Qを「7」味の出るドリッパーを「10」とする。ショートカートリッジは「6」ですね。 抵抗値1.0Ωにしては出ているほうでしょう。それなりの濃さで楽しめます。しかし甘みを含め風味の損失はあります。 |
ドロー | レンジとしては広め。スッカスカからライトなMTLが出来る程度の重さまで。しかし全開で吸うと風味重視のショートカートリッジでもエアー過多でほとんど風味を感じられないくらい。基本は半開から絞って吸うのがいいでしょう。 | ||
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備考 | どちらのカートリッジとも初回使用時はジュルジュルでした。コットンがリキッド過多な状態でパフしてもデュルデュルデュル...とミストが昇ってこない状態がしばらく続きました。久しぶりですこんなの。以前までであればよく遭遇した状況ですが昨今使ってきたデバイスではコットンの質なのか量なのか、加熱とのバランスもあるだろうしトータルのバランスが良いからでしょうけど、まぁとんと無かった現象ですね。というわけで、しばらくは空焚き気味にパフして供給バランスを整ってくるまで耐える必要がありました。リキッドの成分比率の相性か、カートリッジの個体差か、はたまた仕様上どうしようもないのか。一度バランスが整ってからは順調です。 |
まとめ
■ Good
- タバコカプセル使用可能
- 充電が速い
- リキッド+タバコカプセルの風味
■ Bad
- 使用初期のリキッド過多状態
- リキッド保持量少なめ
アレ?旧型のほうが風味出ていた気が...
今回あえて旧型TARLESSとの比較はせずにレビューしています。まぁそれは旧型が既に手元に無いからってだけなのですが、記憶には旧型の風味の良さが鮮烈に残っています。だからこそ単なる思い出補正かもしれないが、なぜか新型のほうが味が出ない印象があります。構造からいっても多分気のせい...。
うん、それは私の気のせいでしょう。しかし、使用初期段階のジュルジュル感はどうなのでしょう?個体差なだけならいいのですが。ちょっと印象良くなかった点ですね。安定するまでソコソコ時間を要します。
2020年6月追記
以上の気になる点が改良された新しいカートリッジが登場しています!詳しくはレビューをご覧下さい。
2020年11月追記
たばこカプセルの寿命に配慮されたSTRONGロングカーリッジが発売されています。
サイズ感・携帯性・質感について
サイズ感については昨今のポッドデバイス全般において大きめのモノも珍しくありません。なのでTARLESS PLUSは小さくないけど、そこまで嵩張る感もなく持ち運びやすいと言えるでしょう。
ただ、質感には拘っているようですが、ヘアラインが深すぎてアクの強さが出てるかなーって気がしました。
というか金属部分の材質は何なのでしょうかね?妙な質感というか違和感というか...。上手く言えないけどどこか私の求めている塊感というか重厚感のあるような金属質感とは異なりました。端的に言えば「やや安っぽい」という印象。
形状自体もスクエア感が強くて...一応C面取ってあるけど握りやすいとは思いませんでしたね。まさにハードディスクケース。
抜群に良いスイッチ機構
良い点としては何と言っても物理スイッチによるモード切り替え!
振動によるフィードバックも伴い確実感がある。5プッシュ方式が悪いとは言わないが、パフ機能兼用ボタンだとどうしても意図せぬ加熱を伴いがち。簡単に電源のオン/オフ、モード切り替えのスムースさが最大の利点でしょう。
ランニングコストについて
イニシャルコスト(初期投資)に関してはカートリッジ2つ、リキッドも2本付属している事からも、悪くないプライシングかと思う。
気になるのは運用費。カートリッジ単価で見ればOrion Qと同等。他のポッドデバイスを見渡しても大きな差はなく、VAPE慣れしている方からすれば当たり前な程度と言える。
しかし良くある売り文句でタバコからの切り替えで年間どれだけ浮くというのは、ハッキリ言って使用者次第。なにせリキッドに拘ってしまうとドンドンかさんでいく予想が立つ。プルリキを使用している分には悪くないとは思うけど、それで済むかなぁ。なにせ異常な種類のリキッドが存在しますからね。
リキッドとタバコカプセルで味わえる特別な風味が魅力
最後に、TARLESS PLUSを勧めるにあたって最も大きな要素について。
それは間違いなくタバコカプセル+リキッドの風味を楽しめて、ニコチンの合間にリキッドのみで楽しむという事が手軽に行えるところ。
特にニコチンリキッドを入手したりという手間や管理上のリスクを負わずとも、手軽に入手可能なタバコカプセルを用いられて、VAPEリキッドとブレンドされた風味を味わえるというのはとても魅力的です。
製品仕様
- タイプ|ポッド
- 大きさ|38x15x106mm
- 重さ|74g(カートリッジ込み)
- バッテリー|内蔵900mAh
- 出力モード|L / S
- リキッド保持量|2mL
- 安全保護機能|出力短絡保護 / 充電保護 / 低抵抗保護 / 過電流保護 / 過電圧保護 / 通電時間制御
- カラーバリエーション|全4色
- 製造国|中国
- 価格|¥6,980~