
今回レビューするのは『Rulien』の「Scorpio RDTA」になります。
当ブログは旬なものはあまり取り上げない(取り上げられないのが本音)ですが、例外的に「Serpent Alto」はレビューしました。
しかし今回は半年ほど経過して安価になった製品を取り上げるという平常運転です。
今回はかなりの大径タンクを持った”RDTA”になります。
造っている『Rulien』は中国のメーカーです。
主にOEM生産を生業にしている企業のようですが、今回の「Scorpio」はオリジナル製品になります。
なんかこういうのってありますよね。
大手メゾンの高級靴を作って供給しているファクトリーが、自社製品としてブランドを立ち上げるみたいな。
ブランディングとして拍が付くので昨今多いですよね。
関係ない話は置いておくとして「Scorpio」、中々クレイジーな仕様となっています。
では、見ていきましょう。
パッケージ
アトマイザーがそのまま描かれています。
ロケット的な...
はい、パッカーンと。
わざわざカバーがマグネット式になっているんですよ。
クラッチバッグみたいな感じね。
付属品
・本体
・ドライバー
・芋ネジ
・予備Oリング
簡素ですね。
まぁこれ以上必要もないわけですが。
外観
全体
比較対象ないのでわかりづらいかもしれませんが、こいつデカいんです。
全パーツバラした状態
一番左のデッキパーツ、タンクカバーにあたるパーツが外せませんでした。
どう見ても外せるパーツだし、外せないと洗浄に困るのですが...
トップキャップ・ドリップチップ
ドリップチップ内部にスピットバックを抑止する弁状のパーツが付いています。
このパーツはただハメてあるだけなので手で押すと簡単に外せます。
普通の樹脂製のパーツでした。
基本装着しておいた方がいいかな。
このパーツだけでもそれなりの重量があります。
どれだけワイドボアかと言えば、内径が15mm超えてます!
アウタースリーブ
なんて書いてある?
横にエアーインテークが2本。
デュアル専用なので真反対にも同様にあります。
インナースリーブ
これまた肉厚なパーツですねぇ。
いちいち重たいんです。
タンク上蓋
車のパーツか?
まだ洗浄前なので汚れ付いてます。
裏側はこんな。
デッキ
4ホールで径はかなり広めです。
ごっついワイヤーも使えそうです。持ってないけど。
ポジティブポールはカッパーです。
ネジ山はプラスです。
なんか変な図...タンクの径がデカすぎっす。
ちなみにインシュレーターはPEEK材です。
外せそうで外せないカバー。
いや、外せるはずなんですが...
径は37mm超え!
それもあってジュースキャパシティは7mlです!
ってボトムフィーダーですか...
底。
シリアルは159...
え?3桁?
販売開始から半年は経つうえ買ったの最近なのに番号若過ぎない?
造ってなさすぎいぃ!!
ポジティブピンは調整可能ですが、一番引っ込めてもこんなに出っ張ってる。
これはMODによってはマズイかもしれませんね。
さてビルドしていく前に洗います。
全体的に汚れが多いですし、ねじ部なんか切削粉がかなり残っていました。
洗浄工程が無い、または雑に行っているように感じます。
OEM供給先の製品は大丈夫だろうか?
ビルド
それではビルドしていきましょう。
今回は以前紹介した『Demon Killer』のクラプトンワイヤーを使用します。
26+32GAを内径0.3mmで8巻しました。
おっと、片方9巻になってる...ので修正しました。
とりあえず装着してみました。
この時点では0.64Ω。
大体狙い通りなのでこれ以上下がらないでおくれ。
ドライバーンします。
両方とも均等に赤化するように調整しましょうね。
焼き入れ整形後で0.62Ωになりました。
うん、悪くない。
それではコットン入れていきましょう。
今回は江原道を使用。
白くて見えない...
表皮剥いでモフモフにほぐします。
必要分を取り分け。
フワっとして。
もう一方も通しました。
初のウィッキングなので長さが適当かはわからないですが、大体この位かなぁ。
タンク内に落とします。
この時点でリキッドを吸わせます。
スリーブを被せます。
コイルにエアーが当たるようにホールの位置を調整します。
アウタースリーブを被せます。
このパーツはトップキャップで押さえ込む事による固定なので、この時点では簡単に回ります。
トップキャップを回してはめ込みます。
この辺のネジの精度は問題なしです。
それではタンクにリキッドを補充していきます。
ここからリキッドを補充します。
タンクが透明では無いので明るいところで中を覗き込みながら補充するべし。
補充出来たら上のカバーを回して閉じます。
ちょっと固め...
キュッと。
はい、完成。
吸ってみた
吸う前にエアフローコントロールについて。
これは全開状態。
トップキャップをちょっとだけ緩めれば簡単にスリーブは回せます。
全閉。
調整の仕組みは悪くないですね。
さて、手持ちのどのMODに乗せてもハミ出すので。
なにせ37mmですから...
なので質感の近い「KBOX Mini Platinum」に乗せてみました。
もう、なんてゆかドラムマガジンですね...
はい、では吸ってみましょう。
リキッドは「Snake Oil」で!
それにしてもワイドボアですねー
こんな太い加え心地は”うまい棒”くらいだよ...
ーースコーッ!フハーーッ!!
おおーー
それなりに味でますねーー
クラプトンで組んだからなのか、ミストが柔らかい。
RDAに比べれば味は落ちるけど、まぁまぁ良いんじゃない♪
ちなみにエアフローコントロール全開だとスッカスカです。
んで全閉だとまったく吸えません。
気密性はしっかりしているようです。
コントロールは無段階なので好みのドローの重さ、味の濃さに調整可能ですね!
ちなみに「i Stick PICO」にヒートシンクかませて乗せてみました。
デデーーーン!
ひどいねこりゃ...
気になった点
・重い
当然です。
しかも大きなMODに乗せることになると、合算で結構な重量になりますよね。
でも非現実な重さでもないですし、このゴツさの為には仕方ない。
・リキッド残量が見えない
当然です。
タンクがSSですからね。
上蓋ずらせして覗けば見えなくもないですけどチョイ手間。
製品仕様
メーカー | Rulien |
材質 | Stainless Steel |
タンク素材 | Stainless Steel |
径(mm) | 37 |
高さ(mm) | 57.8 |
重量(g) | 約110(実測) |
ジュース保持量(ml) | 7 |
ポスト数 | 4 |
センターピン調整 | 可 |
MOD接続スレッド | 510 |
ドリップチップ交換 | 不可 |
・Official Site: Rulien
まとめ
ネタ的なアトマイザーになるかもしれませんが、海外のベイパーのように大型MOD持っていればフィッティングは悪くないでしょうし、モノ自体も悪くないです。
まぁ護身用にいいんじゃないですかね...
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