
頑丈そうな見た目の18650デュアルバッテリーMOD。
Rincoe「Mechman 228W Mesh Kit」はデュアル18650バッテリーにて最大228W出力の強力なテクニカルMOD。
個性的パネルや押し出し感のあるゴツいルックスが目を引くMechmanに、メッシュコイルを用いた爆煙クリアロマイザーのキットになっています。
── 提供|Rincoe ──
特徴
Rincoeから登場のデュアルバッテリー仕様の大型MOD。同社の特徴でもあるグラフィカルなパネルを用い、堅牢なイメージを与えるフレームで覆われた大出力なテクニカルMODです。
- デュアルバッテリー仕様
- メッシュコイルのクリアロマイザー
それではパッケージのほうから見て行きましょう!
パッケージ
グラフィックパターンは全3種類のバリエーションとなっている事がわかるパッケージとなっています。レビュー済みの同社製ポッドデバイスTIXでは全7パターンでしたが、Mechman 228Wに関しては何処となくアーミーな3パターンのみとなっています。
内容物
■ 内容物一覧
- Mechman 228W MOD
- Mechman Mesh Tank
- コイルヘッド(メッシュ2種)
- USBケーブル
- ガラスチューブ(スペア)
- Oリング(スペア)
- 取扱説明書(日本語記載無)
製品仕様
■ 仕様
- タイプ|テクニカル/クリアロマイザー
- 大きさ|53.8x29.2x90mm/φ25(φ28)x50.8mm
- 重さ|171g/61g
- 材質|Zinc Alloy / SUS / Leather / Glass / etc.
- リキッド保持量|4.5mL
- バッテリー|2x18650(ハイレート推奨)
- 出力範囲|1-228W
- 最大電流|50A
- 最大電圧|8V
- 最小抵抗値|0.08Ω(VW/Bypass)/ 0.05Ω(TC/TCR)
- 入電圧|6.0-8.4V
- 対応抵抗値|不明
- モード|VW / Bypass / TC(Ni200/Ti/SS)/ TCR
- 温度管理範囲|100-315℃
- 充電|5V/2A
- コンタクト|510
- チップセット|不明
- ファームウェアアップデート|不明
- カラーバリエーション|全3パターン
- 製造国|中国
- 公式サイト|Rincoefa-external-link
製品詳細
Mechman 228W Mesh KitはテクニカルMODとクリアロマイザーがセットとなったキットになります。
まずは大出力なMechman 228W MODのほうから見ていきます。
Mechman 228W MOD
両面ともガードパーツのような筐体と同質のフレームがあります。ヘックスローブ留めされたこのパーツはオプションで他に2パターンあるようです。
出来ればその2パターンのフレームパーツも同梱してくれてるほうが、他の同種MOD(市場に溢れてる!)との差別化になったかなぁって思います。
グラフィックパターン部分は合皮にプリントされたような、微かに弾力のある触感ですね。
ズシッとくる重みを感じますが、実測では18650デュアルバッテリーMODとしては「並」の重量となっています。
サイズとしても特段大きくも小さくもないといった感じではあります。
ゴツゴツしてるように見えるけど、意外にも持ちやすく握りやすいという。手に馴染むというのは重要なポイントですね。良い感じ。
アトマイザーとのコンタクト部分。510規格となっており実質上の標準仕様なので、お好きなアトマイザーを乗せられます。
アトマイザーベース部分の径は25mm弱くらいなので、限界25mm径までのアトマイザーがオーバーハングせずに乗っけられる感じ。
操作系インターフェース面。テクニカルMODですのでスクリーンを備えています。
パフボタン。
この形状は...実に好み。Aegis Legendも似たような形状ですが、実に押しやすいし親指を乗っけておきやすいから最高。
プラスボタンとマイナスボタンも適度なサイズで良い感じ。充電用ポートはこちらにございます。
反対面は一応滑り止めに配慮されているのか?って感じのパターン。何もないと味気ないからね。どことなくこれもアーミー調に感じたけど、そうでもないか。
底面にはしっかりとベントホールが設けられています。
バッテリーが限界を超えた放電要求により過負荷状態が続くとガスを吹きます。そのガスでMOD内が満たされると破裂して破壊される可能性があります。それをMOD外に効率よくガス抜きする為に空けられているのが通称「ベントホール」という排出口です。
マグネット装着のこちらのパネルを外してバッテリーの装着を行う事となります。見やすく極性表示もありますから入れ間違えづらいでしょう。
Mechman Mesh Tank
クリアロマイザーMechman Mesh Tankを見ていきます。
金属部分は25mm径ながらガラスチューブ部分は28mm径となっています。
バブルタイプのガラスチューブが標準装着となっており、同梱のスペアも同じものとなっています。
大抵こういった場合のスペアはストレートなガラスチューブとなっている場合が多い気がしますが、使用するコイルの抵抗値から言ってもバブルタイプでないとリキッド保持量が心もとなくなるので、この場合はこれでいいかなと思いますね。
リキッド補充はトップキャップをスライドしてフィルポートを露出させる定番の構造を採用。
レジン製のドリップチップは公式サイトによれば810となっていますが、実際は810より少し大きなサイズです。
エアーの吸気箇所は下部にあるオーバル対面2箇所となっています。勿論こちらはリングにてエアフロー調整が可能です。
コンタクトは510でピンの構造はクリアロマイザーでは良く採用されているタイプ。突出も極めて少ないですから保護機能を有したテクニカルMODでしか使用してはいけないパターンですね。
用いるコイルユニットはメッシュ状のコイルが組まれた専用コイルヘッド。
0.25Ωのシングルコイルと0.20Ωのデュアルコイルの2種が同梱されています。
コイルヘッドケースから露出しているコットン部分にリキッドをふくませておきます。
フィルポートからタンクへのリキッド注入しておきます。
初回コイルヘッド使用時はコットンへの浸透の為、10分程度は放置してから使用しましょう。
使い方と保護機能
モードを選択する方法
1.デバイスの電源が入ったら、パフボタンを3回連続して押して、設定モード、モードを選択すると点滅します
2.「左」ボタン(-)または「右」ボタン(+)を押して、VW / BYPASS / NI / TI / SS / TCRを選択します
3.パフボタンを押して、選択したモードを確認します
VWモード
1.発射ボタン、左(-)および右(+)ボタンを一緒に押して、抵抗をロック/ロック解除します。
2.左(-)ボタンと右(+)ボタンを同時に押して、ロック/ロック解除します。
ワット数TCモード(NI / TI / SS)
1.発射ボタンの左(-)/右(+)ボタンを一緒に押して、抵抗をロック/ロック解除します
2.発射ボタンと左(-)ボタンを同時に押して、ワット数を予熱します。左右のボタンで電力を調整し、パフボタンを押して確認します
3.温度は最高温度に達すると℃は°Fに変わり、逆も同様です。
4.左(-)ボタンと右(+)ボタンを同時に押して、ロック/ロック解除と温度を調節する
TCRモード
1.パフボタン、左(-)および右(+)ボタンを押して、抵抗をロック/ロック解除します
2.パフボタンと左(-)ボタンを同時に押して、ワット数を予熱します。左/右を押すボタンで電力を調整し、パフボタンを押して確認します
3.温度は最高温度℃に達すると°Fに変わり、その逆もあります
4.パフボタンと右ボタン(+)を押して、TCR係数調整を入力します。メニュー、左(-)および右(+)を押して調整し、パフボタンを押して確認します
5.左(-)ボタンと右(+)ボタンを同時に押して、ロック/ロック解除と温度を調節する
TCRの使用方法
1.パフボタンを3回押してモード設定に入り、TCRモードを選択します
2.ワイヤに応じて対応する係数を調整します
3.係数が調整された後、発射ボタンを押して確認します
4.係数を再度調整する必要がある場合は、発射ボタンを押して右調整するボタン
素材/TCR係数
SS(303/304/316/317)/60〜150
Go(ゴールド)/300〜340
Ti(チタン)/350〜370
Si(銀)/371-380
Co(銅)/381-390
Ni-Fe(Ni-Fe)/391-550
Ni(ニッケル)/570-700
画面のプロンプト
Check Atomizer:トマイザーの確認:アトマイザーがデバイスまたはデバイスにしっかりと接続されていない場合。
Shorted:アトマイザーが短絡しているか、抵抗がVWで0.08Ω未満です。モード/ TCモードで0.05Ωより低い場合、画面にShortedと表示されます。
Lock/Unlock:右(+)ボタンと左(-)ボタンを同時に押す。
Check Battrey:組み合わせたバッテリー電圧が6V未満の場合、デバイスCheck Batteryが表示されます。
Too Hot:PCBの温度が65°Cを超えると、デバイスはスリープ状態になります。
New Coil + Same Coil-:TCモードでatomiżerを接続してから、パフボタン、新しいコイル+同じコイル-。
保護機能
1.逆バッテリー保護
2.過熱保護
3.低電圧保護
4.過負荷/短絡保護
5. 10秒のカットオフ
操作方法としてはオーソドックスで迷いづらいUIのおかげでスムースです。取扱説明書にTCR係数が記載されているので親切だと思います。
保護機能も当たり前のものが当たり前に搭載されているといった印象。
しいて言えば少し2016年頃のテクニカルMOD的な古い仕様な感じ。プリヒート機能はあっても良かったんじゃないかなぁ。
吸ってみる
それじゃあ吸ってみよう!
感想はあくまでも筆者の主観ですからね♪
今回はデュアルメッシュコイル(抵抗値0.2Ω)を使用して吸ってみます。
ドロー | レンジは全開スッカスカから絞っても比較的重いDL専用。全閉でもエアーが通る気密性。吸い心地はスムースで完全なる爆煙仕様となっています。 | ||
---|---|---|---|
風味 | メッシュコイルとしてはとても素直に風味が出てくれます。極めて濃厚な風味ですが、そのスペックから見ればとても落ち着いた風味とも言えるくらい、おそらくRBAで組んでもここまで吸いやすい風味にもっていくのは難しいかと思われる。安定した濃厚風味を存分に楽しめます。 |
まとめ
Rincoe|Mechman 228W Mesh Kit
8/10
■ Mechman 228W Mesh Kit のココがイケてる
- 堅牢な造りのMOD
- 濃厚風味なメッシュコイル
■ Mechman 228W Mesh Kit のココがイマイチ
- 機能面では少し古い印象
しっかりとした造りで外観的な好みが合えば悪くない。スクリーンがモノカラーだったりプリヒート非搭載であるとか、いささか古臭さはいなめない。それらが気にならないのであれば安価ながらしっかりとした造りである。
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