
これは同社製「Engine SUB」のリビルダブルバージョンなのかな?
提供元:GearBest
パッケージ・付属品
箱は相変わらず簡素でコンパクト。これがいいんです。
内容物
- Engine Nano RTA 本体
- 予備ガラスチューブ
- 予備Oリング
- プリメイドコイル(クラプトン)
- コットン
- アレンキー(六角レンチ)
- 取扱説明書
外観
ベース色はマットブラックで塗装は凄く綺麗。
安っぽさがまったく見当たらないですねー。
価格から考えて他社とは一線を画している、と言えば言い過ぎか...
しかし、ちょっと驚く質の高さです。
他にシルバーもありますよ。
5ピース構成[L→R]
デッキ / ガラスチューブ / フレーム / チャンバー / ドリップチップ
順に見ていきます。
ドリップチップはやや太め、"POM製"で接続は一般的な"510"となっています。
チャンバーとトップキャップが一体となった構造です。
「OBS」のロゴ上に『 AFC(エアフローコントロール)』が存在します。
この『 AFC 』を回す際の手応えが滑らかで良いですね。とても高精度に感じます。
チャンバー反対側はプロペラ?のマーク。
小さく『 UP 』と描かれた上にジュース供給口が隠されています。
画像のように「OBS」のロゴがあるリングを持ち上げると現れる仕様となっています。
ひっくり返すとチャンバー縁に2つの突起があります。
突起の役目としては、トップで吸気して降りてきたエアーの出口がチャンバーに空けられていまして、デッキに組み付ける際の位置決め用となります。
こちら側のホールはオーバル型。後述しますがコイル正面側となります。
チャンバー内の対面は丸いエアホールとなっています。
前述のエアホールの仕組みもあって、チャンバーも2重構造になっているんです。
画像で見ててもピンと来ないと思いますが、凄く綺麗な仕上げなんですよ。
以前レビューした同社製 RDA「Cheetah」でも感じましたが、内部形状まで拘っていて素晴らしい。
チムニー入り口、なんて綺麗なんだ。
ガラスチューブとそれを保持するフレームパーツになります。
これらに特筆点はないかな。
デッキはシングルコイルでのビルド専用。
かなり広めのワイヤーホールですね。
デッキ自体が僅かに浮かせてあり、補充されたリキッドを下から吸い上げる方式がとられています。
これはかなりビルドも簡単でしょう。
コンタクトピンは固定式。
出代は画像通りです。
コレくらい出ていればそうそう問題は起こらないんじゃないかな。
さてビルドしていく前に洗います。
ビルドしてみる
付属のプリメイドコイルは使用せずに、今回はこんなワイヤーを使用します。3本のワイヤーを別のワイヤーで巻いたタイプのクラプトンになりますので巾が広いです。
内径は3mmとなっています。
こんな巾のあるワイヤーも余裕で咥え込む。爆煙指向なデッキといえるかもしれないです。
コイルの高さは普通に組んだコレくらいにしてみました。
前述のチャンバーに空いたエアホールと合わせるべきでしょうが、見えないんですよね。チャンバー2重構造の内側だけに空いているので。
ドライバーンしてコイルにコットン通して、デッキのジュースホールから底に向けてコットンの足を落とします。
ちょっと長すぎたかな。まぁ、このままいきましょう。
抵抗値は0.3Ωと低いです。
この時点でリキッドを垂らしておきます。
フレームを装着します。
スレッドになっているのでデッキに回して装着し、ガラスチューブを被せます。
チャンバーを装着しますが、前述通り、内部エアホールのオーバル型のほうをコイル側に装着します。
ドリップチップまで装着します。
供給口からタンクに補充しておきます。
これに関してはノズルタイプのボトルの方がいいですね。
画像のようなドロッパーだと補充に時間が掛かります。
吸ってみる
以降は筆者の感想です
まずは、エアホール全開にて。
ドロー軽いね。
エアホール3方向にあるうえ大きいので、とても軽い。
『 AFC 』調整して1/6開まで絞ります。
うん、これでもやや軽い。
これは、シュゴーーっと吸って、ブハァワァーっと吐くような、爆煙系アトマイザーですね。
ただし、味はとても出てくれます。
タンクでこれだけ濃密な風味が得られるなら十二分かと。
ちょっと今回のビルドのコットン量多かったので、ドライ気味になりました。
なので一度組み直して、コットンがタンク底に付くかどうかという長さにしたところ、まったくイガらなくなりました。
それほどシビアなウィッキングも求められないですねー。
まとめ
それにしても「Nano」という名称はなんなのか?だって25mm径もあってリキッド保持量5ml以上ですからね。
全然"ナノ"じゃない気が...それはともかく非常に優秀な製品です。
重いドローでチビチビ吸いたいタイプの方には合わないかもしれないです。私も本来そのタイプなのですが、いやーこれはもう凄すぎ。普段吸う際のメイン機となりそうです。
上のイメージ図ではクラウドよりの表現としましたが、味もしっかり出るんですよ。
トップ吸気のため基本的にリキッドのリーク(漏れ)無し。
太いワイヤーもOKなシングルデッキでビルドも簡単。コットンの処理も非常にラクです。
味も相当出るし、リキッド補充も専用スロットから入れるだけ。表面の質感やスレッド精度など、非常に優秀です。
凄い。隙がない。あ、そうそう、価格だってお求めやすい。「Cheetah」もそうだったけど、OBS凄いメーカーです。
製品仕様
メーカー OBS
材質 304SS
タンク素材 Pyrex Glass
径(mm) 25
高さ(mm) 54.5
重量(g) 52
ジュース保持量(ml) 5.3
ポスト数 2
ワイヤーホール数 2
センターピン調整 不可
MOD接続スレッド 510
ドリップチップ交換 可
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