
打倒Orionといった感じか。
Antares(アンタレス)は現状、風味生成を犠牲にしないタイプのポッドデバイスで見られるスタイルをとっています。
カートリッジはそのままでコイルのみを交換可能な事からコスト面で有利、大容量バッテリーを内蔵、DL(ダイレクト・ラング=直肺)からMTL(マウス・トゥ・ラング=タバコ吸い)までのエアフローコントロールが可能とのこと。
名前のアンタレスから言ってもOrion(オリオン)を意識しまくっています。
全4種類からなるカラーバリエーションなのですが、提供して頂いたものはクセの強い絵柄のものでした。でもそんなに嫌いじゃないかも。
── 提供|VapeSourcing ──
概要
パッケージから読み取ったAntaresの特徴としては以下になります。
Antaresの特徴
- 内蔵1,200mAhのバッテリー容量
- コイル抵抗値は0.6Ω
- 3つの出力(Soft/Norm/Hard)
- リキッド保持量2mL
- 1Aで充電可能
Lost VapeのOrionを意識されている感はギュンギュン感じますが...。
まぁ私の中でもポッドデバイスのベンチマークとなっているのが、Orion Qなんですけど。
そもそもAntares(アンタレス)は蠍座の恒星で最も明るく輝いている1等星。
ギリシア神話では美しく勝気で好色だったオリオンが他の神の差し向けた大蠍によって命を落としており、オリオンにとって蠍は天敵という事となっています。蠍座が空に昇るとオリオン座は逃げるように地に沈むという関係から作られた神話という見方も出来ますね。
そんなわけで、ポッドデバイスとしては一つのスタイルを確立した傑作Orion、それを意識して造られたのがAntaresというわけです。
外観や構造には既視感(というかコピー感)ありますが、まぁとりあえずAntares見ていきましょう!
パッケージ
NIKOLA(Nikolacig)は初めてレビューするメーカーとなりますね。以下に公式による自社説明を翻訳転載。
NIKOLAとは
2018年に設立されたニコラは、電気時代の発明者であるニコラテスラに敬意を表して命名されました。 ニコラは、蒸気の輪を絶妙な蒸気を吸うギアで補うことを目指しています。 品質は私たちが引き受けるすべての中心にあります。 開発されたテクノロジーを各アークギアの製造に適用しながら、ユーザーエクスペリエンスとカスタマーサービスのアジェンダを推進するオーダーメイドの戦略を策定します。 実践の範囲内で、当社のマーケティング、倉庫保管の専門家は、当社のITおよび設計チームと連携して、ニコチンデリバリーシステムに完全に統合されたソリューションを提供するために、販売と協力します。 当社の製品は、ベーパー指向の思考から始まり、ベーパーに合わせたソリューションにつながります。 私たちは常にユーザーエクスペリエンスを全体としてとらえ、真に統合されたアプローチを責任ある革新的で安全な製品に適用します。
そういやTeslaってVAPEメーカーもあったよね。自動車メーカーのテスラにしても同様だけど、テスラコイルで有名な二コラ・テスラにちなんで付けられています。
開けたとこに入ってるカードによると、コイルの装着向きに指定があるらしい。これは実際に後で見てみよう。
それでは内容物を取り出して見てみましょう。
内容物
- 1x Antares Battery
- 1x Antares Atomizer
- 2x Antares Coil
- 1x USB Cable
- 1x User Manual
製品詳細
Antaresの外観
もう見慣れましたよね...こういったスタイルのポッドデバイス。もうさ、カートリッジ部分と接点部分は規格作って共用化しちゃおうよ。
なんて言っててもどこがそんな規格制定すんのさ...っていうね。それに個性がますます無くなっちゃうからねぇ。でも使うほうからすればある程度リプレイスパーツの入手性に安心感が無いと手を出しづらいってのはあるでしょう。難しいところですな。
両面共同じ絵柄が反転して使われています。他にもカーボン柄もありますから、こういった絵柄がノーセンキューな方はそちらを選べばOK。
筐体自体は亜鉛合金に塗装されているわけですが、ヘアラインとの兼ね合いでウッド調に見えなくもない。
大きさはD:42.1、W:20.0、H:96.4mmで重さは112gとなっています。
トップにはカートリッジを装着。リキッド補充口のスクリューキャップに大きめのドリップチップ(吸い口)となっていますね。
正面のレイアウトはシンプルですね。
大きめで押しやすいパフボタンに充電用のUSBポート。
バッテリー容量が1,200mAhと多いのですが、充電は1Aで可能ですから素早く済みそうです。
使っていてバッテリー残量が無くなった場合には赤色に点滅して知らせてくれますよ。
反対面にはストラップホールがあります。カートリッジにもノッチがあり細めのストラップを通すこととなりそうです。同梱していないので試せない...あっても使わんけど。
底には特に装飾もなくベントホールも見当たりませんね。
ベントホールについて
バッテリーが限界を超えた放電要求により過負荷状態が続くとガスを吹きます。そのガスでMOD内が満たされると破裂して破壊される可能性があります。それをMOD外に効率よくガス抜きする為に空けられているのが通称「ベントホール」という排出口です。
Antaresは専用のコイルしか使用出来ない構造の為、使用者が製造元の想定外な無茶を出来づらい事から廃していると思われます。
Antaresの大きさはこんな感じ
このくらいのサイズって明らかにポッドデバイスの利便性を感じざるを得ないところ。
ボックスMODにRBA乗せてる構成だと、なかなかここまで小さくはないですから。まぁ18350構成ならかなり小さくいけますけどね。
お手本としている、いや、ライバル視している(かは知らんけど)Orionと比べても、ほぼほぼ同じくらいと言えますね。
Antaresのポッドを見ていく
それではカートリッジ(ポッド)を見ていきましょう。
マグネットでの装着です。スポッと引き抜けます。勿論逆さにしたくらいでは取れたりしないです。
中央の大きめの丸いのがマグネットですね。その横にある金メッキされた突起がカートリッジに装着するコイルとの接点です。
カートリッジは頑丈なPCTGでリキッド保持量は2mLとなっています。
ドリップチップ(吸い口)は簡単に取り外し可能です。残念ながら510ではなく独自な接続構造となっていました。
外したカートリッジ側を覗くとチムニーがオフセットされています。不自然な感じですがこういった設計のようです。
エアフローコントロールはドリップチップにあるリングを回転してエアホールの開度を変更して行います。
フィルポート(リキッド補充口)はスクリューキャップとなっており、口径は広く挿さらないノズルはないと言っていいでしょう。
冒頭書いた通りカートリッジとコイルヘッドは別体となっていますので、使用していて味が悪くなってきたらコイルヘッドのみ交換すれば済みます。よってカートリッジとコイル一体型より運用コストは有利と言えるでしょう。
コイルはカンタルのメッシュで抵抗値は0.6Ωとなっています。低過ぎないところが良い、期待感のある抵抗値だと思います。他に1.4Ωもラインアップされているようです。同梱品は共に0.6Ωとなっていました。
コイルヘッドには1ヵ所のみエアホールがあり、カートリッジへの装着は必ず画像の向きで行う必要があります。
残念ながら逆向きでも普通に装着出来てしまうところが...要改善点じゃないかな。
カートリッジにリキッドを補充したらしばらく馴染むまで待ちましょう。
操作方法
■電源オン/オフ:パフボタンを5回押す。アクティブ時・シャットダウン時それぞれLEDが3回点灯します。
■出力の切り替え:電源オン時にパフボタンを3回押すごとに切り替わります。
1.オーバータイム保護:7秒以上の蒸発、インジケータ赤で3回点滅し、デバイスが切断されます。
吸ってみる
それじゃあ吸ってみよう!
感想はあくまでも筆者の主観ですからね♪
風味/ドロー | まずエアホールを全開、出力はNormで。ドローは少し抵抗感のあるDL向け。風味としてはバランス良く出てくれますが、濃さは物足りませんね。エアホールを閉じれるだけ絞った状態では、まぁMTL出来る重さに出来ます。これで濃さは少し増す感じ。味の出ないポッドを「1」としてOrion Qを「7」、味の出るドリッパーを「10」とする。Antaresの0.6Ωコイルの出力Normは「5」ですね。
このまま出力をHardに上げて吸ってみます。濃さは僅かに増しますがOrion Qには及びませんね...。濃さで言えば「6」くらいかなぁ。根本的に風味自体にウマミが乗ってこないような印象があります。 |
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まとめ
■ Good
- 悪くない筐体
- 簡単な操作性
■ Bad
-
- 物足りない風味
悪くないがOrionには及んでいない
現時点でOrionシリーズはQuestしか使った事がありません。既にAntaresと同様なコイル交換型のOrion PLUSが登場しています。本来であれば比較するならそちらとすべきところですが、未入手なのでカートリッジとコイル一体型のOrion Qとの比較となりました。ちなみにOrion Qのコイル交換型ももうじき登場します。これでOrionシリーズは全4バリエーションとなるわけですね。
んで話しを戻すと、Antaresの風味生成能力は余り高くない印象です。同様のサイズのコイルヘッドでも風味が良い製品もあるんですけどねぇ。おそらくOrion Qさえ使ってなければ、そんなに悪くないといった印象は持てたと思うのですが、あからさまに対抗意識を持ってリリースした割には肩透かし感が強いですね。
う~~ん、吸い続けながら書いているんですが、どうにも風味が良くないなぁ。なにかウマミがすっぽ抜けてて淡泊で味気ないミストなんですよねぇ。
AFCのリング内パーツ、内部側を黒色にしてはいけないでしょう!以前にもこういったどれだけ開いているか見えづらい機種があったけど、とにかく使いづらい!よっぽど照らしてコレですよ。実際はもっと小さいですからね。屋内だと目視で判別するのは困難。吸った感触で調整する感じになります。
あと、本体装着時のカートリッジが手で触れてみるとカタカタ動く。もう少しキツめにハマっていても良いだろう。
風味がさほどのクセに抵抗値が0.6Ωだからリキッドの減りは早いです。実際、ミスト量自体は結構出てくれます。それなのに風味がねぇ...。
製品仕様
- タイプ|ポッド
- 大きさ|42.1x20.0x96.4mm
- 重さ|112g
- 材質|Zinc Alloy
- バッテリー容量|内蔵1,200mAh
- 出力|Soft / Norm / Hard
- リキッド保持量|2.0mL
- コイル抵抗値|0.60Ω
- カラーバリエーション|全4色
- 製造国|中国
- 価格|$34.99~
- 公式サイト|NIKOLAfa-external-link
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