オリジナル版のビッグヒットを経て、その独自機能を削ぎ落とした廉価版。

 

 

Lost VapeのOrion Qは、そのオリジナルとなるOrion DNA GO最大のフィーチャーであったEvolv社のDNA GOチップセットを自社製チップへ置き換え、細かな使用素材のコストダウンによりポッドに求められるお手軽さを実現した製品です。

 

廉価版とはいえ筐体の質感はとても優れたものがあり、永く使うに適した完成度となっています。

── 提供|VapeSourcing ──

 

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パッケージ

Orion Q パッケージ

 

鮮烈なデビューだったオリジナルの「Orion DNA Go」でしたが、私は完全にスルーしましたね。外観や搭載基板を含めその仕様としては文句もなかったのですが、いかんせん私がポッドに求める重要な要素、価格が論外でした。

 

 

 

Orion Q パッケージ

 

それでは開けていきます。

 

内容物

Orion Q 内容物

 

内容物一覧

 

  • Orion Q Mod
  • Orion Q 1.0Ω Pod
  • USBケーブル
  • ストラップ
  • 取扱説明書/ワーニングカード/ワランティカード

 

製品仕様

Orion Q

 

■ Orion Q スペック

 

  • 大きさ|93x37x13.5mm
  • 重さ|87g
  • 材質|SS/Delrin/PC/
  • バッテリー容量|950mAh
  • リキッド保持量|2mL
  • 最大出力|17W
  • ドリップチップ|交換不可
  • カラーバリエーション|全5
  • 製造国|中国
  • 独自チップセット搭載
  • 保護機能|短絡/ローバッテリー/高温

 

製品詳細

Orion Q

 

小型のボックスMODと言ってしまえるくらいに従来のポッド製品群とは質感が異なります。

硬質。金属質感を基調に適度なラグジュアリー感をも醸し出す筐体。

確かにこれならオリジナル版の価格でも頷けないことないな。しかもこれ提供元とかの販売価格だと¥3,000-くらいだっけ?(国内だと¥5,000~6,000)うーん、他社のポッドデバイスが消し飛ぶくらい圧倒的に物体としての仕上がりに差があります。比較にならんとはこのことだ。

 

 

 

Orion Q

 

もともとLost Vapeというメーカーはガワへの拘りが強いんですよね。

 

 

 

 

Skar

 

動作を司る基板はDNAを買って搭載していましたが、MOD屋らしく筐体の造形や質感に強い拘りを持っているのがこれまでリリースしてきた製品からもわかります。私もそんなところにやられた一人で、唯一1機種ですがSkarというMODを購入したことがあります。しかしながらDNAの操作体系が生理的に受け付けず、使用頻度は極めて低いのですが...そんなSkarもカーボン調のサーフェイスを有していました。

 

 

 

 

Skar and Orion Q

 

そんな質感を良く見せるノウハウの蓄積も相当なものであろうLost Vapeが造ったポッドデバイス。良い仕上がりに違いありません。

 

 

 

 

Orion Q

 

この素晴らしい筐体、見どころは色々ありますがサクッといきましょう。

 

 

 

 

Orion Q パフボタンOrion Q ポッドロックスイッチ

 

パフボタンやポッドを取り外す際にスライドさせるスイッチもプラ素材であるはずもなく筐体同様にSSに塗装です。

冬場に触ればひんやりと冷たく、硬く、まるで銃器であるかのような質感に男心が刺激されます。

 

 

 

 

Orion Q

 

側面から見た各スイッチ類の突出は控えめ。控えめではあるけど操作性に不満はない。

 

 

 

 

Orion Q

 

金メッキされているであろう電極はスプリングにより沈み込むようになっています。

 

ちなみに使用している内に片方の電極が沈み込んだまま戻らなくなってしましました。沈んだ状態でも通電しているので使用上の問題はありませんが、さすがに価格なりと言ったところかな。この部分はオリジナル版も同じ構造ではないだろうか?同じ症状が出たりしないのか気になるところ。

 

 

 

 

Orion Q

 

両側面にはカーボンファイバー調のシールが貼られている。調と書いたが確証はない。しかし価格から言っても本物の炭素材であるはずがないだろう。しかしここまで拡大して見ればわかるようにペラペラのシールではなく、僅かながらの弾力が感じられる仕上がりだ。

 

 

 

 

Orion Q

 

正面下部には充電用のマイクロUSBポートが存在する。インジケーターとしてのLEDも傍にあるためバッテリー残量把握も容易となっている。

残量は電源が入った状態でパフボタンを押下することにより、=100-64%、=64-18%、=17-0%のように色にて判別が可能。

 

ちなみにこのポッドデバイスの高級感を高めている要素として、このLEDがブリージングでじわっと減灯していくところがある。パフしたあとに目視出来るであろうこの消灯への動作が使用している満足感につながっている。

 

 

 

 

Orion Q

 

底にはベントと思われるガス抜き穴が8つ空けてあります。

 

 

 

 

Orion Q

 

ポッド(カートリッジ)を見ていこう。こういった個別包装タイプが増えてきていますけど、良いですよね。ちゃんと清潔な環境で梱包していると思いたい。

 

 

 

 

Orion Q ポッド

 

容量は2mLとのこと。タンク部分の材質は食品グレードのPC(ポリカーボネート)が使用されている。部分的にはSSも用いられているようだ。

ドリップチップは固定式でデルリン製となっているが、衛生面から考えて着脱可能であれば良かったかと思う。

 

 

 

 

Orion Q ポッド

 

残念ながら抵抗値1.0Ωのカンタル線コイルは内部にあるため破壊でもしないと見ることはかなわないが、そこから生えている大量のコットンはスモーク越しにも視認出来る。

これまで色々なポッドデバイスを見てきたが、もっとも多いコットン量だと言える。

 

ちなみにこのポッドの耐久値だが、公開されている情報では400パフが可能とのこと。当然ながら1パフの秒数も使用者によりまちまちだろうし、あくまでも目安に過ぎない。この値が多いと感じるか少ないと感じるかは人によりけりだろう。

 

 

 

 

Orion Q ポッド

 

オリジナル版のOrion DNA GOでは、温度管理が可能なことからSSワイヤーが組まれており抵抗値も低めだが、Orion Qでは基板変更により温度管理のような制御を行えないことから、耐久性も考慮して抵抗値は高めにされているもよう。

 

 

 

 

Orion Q ポッド

 

フィルポートはスレッド式のキャップとなっています。ポッドデバイスでよくあるシリコンカバーとしなかったのは正解だね。ボディの高い質感に並ぶくらいの仕上げじゃないと不釣り合いになってしまいますからね。

 

 

 

 

Orion Q ポッド

 

このように太いノズルでも差し込めるほど大きな開口ですから、補充にも不便がありません。これもスレッド式キャップ構造による利点に他ならない。

 

 

 

 

Orion Q ポッド

 

当然ながらスモーク越しにもリキッド残量は確認出来ます。しかしここまでコットンをタンク内まで伸ばす必要があったのだろうか。ポッドを傾ければウィッキングはしてくれただろうが、少しでもドライを防ぐ意味があるのかもしれない。

 

 

さて、お決まりごとではあるが初回リキッド補充時はコットンへの浸透を待つこと。これを怠ると悲しい結末が待っている。

 

 

 

 

Orion Q

 

本体への装着はロック機構と逆側の底を先にハメ込む手順が正しいらしい。そうしてやるとロック側もストンとハメ込め・・・ないんだなコレが!

ロックがかなり固い造りとなっており、それなりの力を要する。押し込んでやればカチッと確かな音と手応えで装着が完了する。しかしながらロックレバーを下げながらハメ込むほうがスマートかもしれない。

 

 

 

 

Orion Q

 

ポッドを装着したこれが実使用時の状態。実に収まりもよく完成されたフォルムとなる。

 

 

■操作

ポッドデバイスとしてはどちらかと言えば少数派だろうが、パフボタンを備えている事から吸引によるオートパフ機構は備えていない。

電源のオン/オフは2秒以内にボタンを5回押す一般的なVAPE製品同様。

 

 

 

 

Orion Q

 

どうしても気になったのがポッドと本体に出来てしまった僅かな隙間。

ロック機構のある側はカッチリと隙間なく治まるのだが、反対側は電極の押し上げる力で浮き上がるようだ。個体差もあるかもしれないが、どうにも気になってしまった。

 

 

 

 

Orion Q AFC

 

嬉しい事にドリップチップ根本はAFC(エアフローコントロール)機構を備えており、DL(ダイレクト・ラング)からMTL(マウス・トゥ・ラング)まで広いレンジに対応しているとのこと。

 

 

■ サイズ比較

 

Orion Q and iStick Pico

 

18650バッテリー機と比較しても仕方ないのだが、ベイパーにはサンプルとして最も身近だろう。ポッドデバイスとしては意外と大きく感じたのではないだろうか?

しかし厚みはiStick Picoの半分程度である。

 

 

 

 

Orion Q

 

同梱のストラップを使えば落下のリスクを減らす事が出来る。むしろ邪魔になるから私だったら使わない。

 

吸ってみる

Orion Q

 

それじゃあ吸ってみよう!

感想はあくまでも筆者の主観として捉えて下さいね。

 

 

ガワの仕立てがどれだけ良くてもVAPE製品は味が出なけりゃ意味がない。ポッド製品には幾度となく裏切られてきたから不安もある・・・

 

・・・美味いっ!!

ちゃんと風味に濃さもあるし及第点は軽く超えてきた。なんとも上手いとこ突いてきたバランス。

 

もちろん、RBAで吸う場合や爆煙クリアロマイザーが生成する強烈な濃厚さと比較すれば薄い。しかし世に溢れているポッドデバイス比で言えば10倍は濃いだろう。勿体ぶらずに言えば、この風味に不満を持つ人はごく少数のはずだ。

 

素直に1.0Ωで組んだRDAで吸うミストの出方に近い感じを受ける。私的にまったく不足は無い。

 

ドローに関して書いておくと、そもそも全閉状態でも吸えてしまう気密性なのでどちらかと言えば軽い。絞れば重めには出来るがMTL気味に吸えなくもないと言ったところ。私はずっとMTLで吸ってみたが、適度な重さで吸い疲れも起こさず悪い印象はなかった。

 

ミスト量に関しては定量的に示せる指標もないわけだが、これまでの経験から言って「少なめ」な部類になる。

 

まとめ

Orion Q

Lost Vape Orion Q Pod System

9/10

 

■ Orion Q のココがイケてる

 

  • 価格を超えた質感
  • 従来のポッドを超えた風味生成

 

■ Orion Q のココがイマイチ

 

  • 交換用ポッドの価格
  • パーツの合わせ

 

ここでまた言うまでもなく高い質感を備えている事はわかってもらえただろう。だからこそ本体とポッドの隙間は気になってしまった。あの隙間が均等であってこそ完成するものであるし、台無しにしかねない点だった。たまたま個体差で悪いものを引いたと思いたい。

 

ポッドであることから使用に関しての煩わしさは無い。手軽に扱えてこそが存在価値だと思うわけだがその点は達成している。そして日常使いに不足ない風味を楽しませてくれるのは事実で、もはやRTAやスコンカーすら出番が減りそうだ。一応RBAの擁護をしておくと、味の出方に超えられない壁が存在していた点や次に書くランニングコストの面でリビルダブル優位は変わらない。そのメインとなるシステムのサブとしてスマートに携帯出来るポッド本来の立ち位置を全うしている。

 

 

 

Orion Q

 

■ 留意しておきたい交換用ポッドの価格

 

改めて書いておくとレビューしたキットの価格は提供元の海外ショップなら¥3,000くらいで国内だと¥5,000~6,000で入手可能。

交換用のポッドは国内のショップから入手しようと思うなら2個で¥1,500はするようだから、400パフ吸うのに¥750掛かることになる。

いささか高い気がしないでもないがどうだろう?

私は高いと思う。だが購入して使い続けていこうと考えている。手にして出かけてタンクが空になるのを繰り返してみて、もう手に馴染んでしまった。それだけ魅力のあるポッドデバイスだ。

 

 

 

Orion Q

 

ポッドデバイスが山のように溢れている2019年時点で、風味で突き抜けていて所有する喜びまで与えてくれるのは本機くらいかもね。オリジナル版のOrion DNA GOも欲しくなってしまうところが実に悩ましい。

 

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■ 国内から入手するなら

 

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