
ESPIONってのはフランス語で「スパイ」らしい。
米国のインダストリアルデザイナー Jonathan Fairbanks が関わっている製品らしいのですが、そもそもその方知らないし。
提供元:VapeSourcing
ざっくりとした目次
パッケージ・付属品
今回は取扱説明書に日本語記載がありませんでした。2017年にいくつかレビューした Joyetech の製品には記載してくれていたのに・・・
ESPION 外観
Rのついたスクエアボディ。金属感の強調される縦ライン。「いかつく」そして「無骨」な印象。エレガントさやスマートさは無いですね。
ESPION 仕様
仕様まで見て気づいたのですが、この製品って Wismec の SINUOUS RAVAGE230 と同チップを採用していますね(多分)。Joyetech と Wismec は協業しているのでコストダウンのため共用部が多いわけですね。
心臓部であるチップが共通ということもあって外寸や重量も誤差範囲といった感じです。
ESPION 詳細
筐体トップのセンターに配置されたコンタクト部。
510コンタクトは4~5.5mmの長さに対応。アトマイザーの直径としては28mmまでオーバーハングなしでOK。
パフボタンは平たく大きくて面積の広い形状。ストロークも浅くカチッカチッと押しやすい手応えです。
左の独立してるのはファンクションボタン。メニュー内での決定やスクリーンの消灯等に使用。
右のボタンはアップ/ダウンボタン。右のほうを押せばアップ、左の方がダウンになります。
底はバッテリー着脱用のスライドラッチになっています。
この方式はデュアルバッテリーのもので採用率が高くなってきました。とにかく簡単な開閉出来る点と、下部に配されている事から筐体自体の堅牢性が高まるので最適ですね。
蓋側にも描かれていますが、内部の底にもわかりやすく極性指示が描かれています。
サイズ感はデュアルバッテリー機種としては小振りな部類かと。
ProCore X 外観
さて、キット付属のクリアロマイザー「ProCore X」になります。画像は TPD レギュレーション準拠の2ml用タンクを装着した状態。
ProCore X 付属品
付属品としては4.5ml用ガラスチューブと延長チムニー、各種Oリング。そして本体装着済みとは異なる抵抗値のコイルヘッド。
ProCore X 仕様
TPDレギュレーションに対応した製品のため、初期装着のタンクは2ml用、付属として4.5ml用のタンクがあります。
ProCore X 詳細
バラすとこんな感じ。あ、ドリップチップも当然ながら取り外せます。
トップキャップに水滴マークがありますので、そこから押してスライド。
スライドしたあとにカパッとオープンするとフィルポートが露出するっていう仕組みです。Mod の ESPION と同じ仕組みっていうのが良いね。
コイルヘッド
付属のコイルヘッド2種。この手のコイルヘッドの造形がどんどん格好良くなっていく。
ProC1とProC1-Sが付属しています。
これは「ProCore SE」の頃から変わっていはいませんね。
組み合わせるとこのような感じ。
デザイナーを起用しているってのもあるけど、クセの強い外観してるとは思いますね。
コルヘッドに延長チムニーを取り付けた状態。
4.5ml用ガラスチューブと組み合わせるとこのようになりますね。
それにしてもTPD 対応ってメーカーを苦しめてますね。不要ともいえるパーツを付属したりして結果としてコストが上昇してる。ユーザーとしてもこの手の低抵抗で扱うクリアロで2mlという容量で使用する意味って薄いと思うので、どうせ付属するなら4.5ml用の予備チューブがあればいいでしょう。
で、組み合わせるとこのようになります。この状態で全高が112mm。
それではリキッドを補充します。この蓋が跳ね上がる構造は、外した蓋をどこかに置いたりって悩みがなくっていいですね。
ESPION with ProCore X を使ってみる
http://www.joyetech.com/product/espion/
スクリーンの表示は撮影が難しいので公式のものを借用します。兄弟機 SINUOUS RAVAGE230 と同じくRTC(リアルタイムクロック)モードを搭載しているので、時計がドーンと表示されています。
操作説明
http://www.joyetech.com/product/espion/
バッテリー表示が弾丸となっていて、そういえば ESPION 自体もアモケース(弾薬箱)っぽい風体をしているので、そういったコンセプトの製品なのかも。名称が「スパイ」ですので、アタッシュケースなのかな?スクリーン背景も本体に合わせた縦ラインが入っています。
簡単に操作説明。
カーソル移動はアップ/ダウンボタン。決定はファンクションボタン。メニューから抜けるにはパフボタン。
- 電源On/Off:パフボタン5プッシュ
- モード変更:パフボタンをすばやく3プッシュ後「MODE」内から選択
- ステルスモード:ファンクションボタンをプッシュでOn/Off
- 抵抗値ロック:パフボタンをすばやく3プッシュ後メニュー内からロック/アンロック
- プリヒート:パフボタンをすばやく3プッシュ後メニュー内「SET」→「PREHEAT」からワッテージと時間を設定
他にもスクリーンタイムアウト、背景色変更もメニュー内に項目がありますので、簡単に変更可能です。
背景色は5色しかバリエーションがないので、もうちょっと遊び心が欲しいところ。
吸ってみる
それでは早速吸ってみます。
うん、ProCore X なかなか良い味出してくれます。ヘタなビルドしてるより風味は出ますね。兄弟機 SINUOUS RAVAGE230 キット付属の GNOME Evo 同様に抜群に良い風味を吐き出します。
温度管理
簡単に温度管理を行う操作手順を書いておきます。
- 電源On時にパフボタン3プッシュでメニューに入る
- 「MODE」→「TC TEMP SS」を選択
- 「MODE」→「SET」→抵抗値ロック
- 「MODE」→「SET」→「POWER」でワッテージ上限を設定
- アップ/ダウンボタンで目標温度を設定する
今回は「SS」ワイヤーでコイルを作って温度管理を試してみました。
スペースドの0.40Ωで狙い230℃の最大35Wでボチボチな動作。まぁこの辺は好みだから何とも言えない部分だけど、私的にはちょっとイマイチなフィーリング。
まとめ
とにかくボディが堅牢。まぁ高いところから落として傷つかないとか、そんなものではないけど、硬い塊感がある。
総合点 |
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---|---|---|---|
オススメな点 | ・堅牢性
・多機能 |
イマイチな点 | ・クセの強い外観 |
ProCore X の風味も良いですね。コイルヘッドの入手性も悪くないだろうし、時間に追われてる人には合っているかも。
金属感っていうか金属なんだけど、重量もあいまって「いかつい」。
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