
スーツケースをモチーフとした軽量でハイパワーなレギュレーテッド。

Official Joyetech ESPION Tour with CUBIS Max
ESPIONツアーはスーツケースをモチーフとしています。
スペックとしてはデュアル18650セルを用いて220Wの大出力を発揮。
2Aの急速充電に対応。 直感的な0.96インチディスプレイで簡単に管理できます。 とのことです。
パッケージ・内容物
サンプル版でのレビューとなりますので、以降内容において一般流通版と異なる箇所が含まれる場合があります。
大きなパッケージの中には単品版のパッケージが封入されていました。
それでは「ESPION Tour」開けていきまーーす。
- ESPION Tour 本体
- USBケーブル(QC対応)
- 取扱説明書/警告書/ワランティカード
取扱説明書に日本語での記載はありませんでした。いつもならちゃんと記載されてたのに、どうした?って感じですよね。
製品仕様
- タイプ|テクニカル
- 大きさ|48x33x89mm
- 重さ|76.5g
- 材質|樹脂
- 使用バッテリー|18650x2(CDR ≥ 25A)
- スクリーン|0.96-inch OLED
- 出力|1-220W
- モード|POWER/TEMP(NI/TI/SS)/TCR
- 抵抗値範囲|0.05-1.5Ω(TEMP/TCR)/ 0.05-3.5Ω(POWER)
- 最大充電電流|2.0A
- 最大出電流|48A
- 最大出電圧|8V
- 保護機能|逆装着 / 短絡 / 過充電 / 10secカットオフ
- ファームウェアアップデート|可
- カラーバリエーション|Black, White, Red, Green, Blue
製品詳細
まず特徴を述べると『軽い』ってところでしょう。大抵のデュアルバッテリー機は100gオーバーは当たり前で、120g以上が一般的。本機「ESPION Tour」は76.5gしかありません。ボックスModに広く用いられている亜鉛合金は使用しておらず、ボディがほぼ樹脂である事からこの軽さが実現されています。
スーツケースをモチーフとしている本機ですが、同じような方向性のModにAspire「Puxos」があります。あちらのほうが小さくて軽い。
両面パネルのPuxosよりはESPION Tourのほうが剛性は高いですね。どちらもゼロハリバートンやサムソナイトみたいなプレスラインが施されているのが特徴。
全てのI/Oインターフェイスは1つの面に集約してあります。
コンタクトは510規格。いつもならサラッと流すところですが、少し変わった点がありました。
スレッドが奥まったところから始まっています。
比較として一般的なものを並べると違いがわかるかと思います。
実際の使用においての違いとしては、アトマイザーは押し込みながら回して装着しなければなりません。外す際は少し回すだけで外せます。まさに一長一短な使用感。
スクリーンはパネル面が接触しないように奥まっています。
パフボタンは大型で凹ませてある形状でとっても押しやすい。指の腹にフィットするんですね。
アップ/ダウンボタンは適度な突出で、カチカチと心地よい押し心地。
地味に角度のついたシェイプなので寝かせた場合の設置性は良くないですね。一部が浮きます。
こんな感じで浮いてしまいますね。んで底面にはベントがあり、バッテリーパネルを外すための取っ掛かりがあります。
マグネットで引っ付くタイプのパネル。装着時もボディとのチリ合わせが良くてカタツキもありませんね。
画像では見づらいけど極性表示もあります。
デュアルバッテリー機の定番なバンドがありませんけど、バッテリーを外す際には爪を引っかけられる収まりなので不便はありませんでした。
用いるバッテリーは18650が2本で、定格25A以上を謳っているハイレートのものの使用が推奨されています。
2本のバッテリーは同銘柄、同劣化状態、残量が均しく外観に異常のないものを用いて下さい。
キット付属のアトマイザー「CUBIS MAX」はNCFilmTM ヒーターを用いたトップ吸気タイプ。
こちらはULTEX T80のキットにてレビュー済みですのでそちらを参照下さい。
操作説明
電源オン/オフ
パフボタンを5回プッシュ。
モード変更
電源オン時にパフボタンを3回プッシュ。
- MODE:VW・TC・TCR
- SET:抵抗値ロック・ステルス・プリヒート
- INFO:バッテリー状態・ファームウェアバージョンの確認 etc
- EXIT:メイン画面に戻る
UIはとてもシンプルで扱いやすい。これはすこぶる良い。
物理キーの位置と画面内のメニュー配列が一致していて扱いやすさに寄与している。直感でイケる。
それと、5プッシュしての電源オン/オフがスピーディー。無駄なロゴ表示等が無いのでとても速くてストレスないですね。
アトマイザーを乗せてみる
Goon RDA 22 by 528 Custom Vapes
わりとマッチングはさせやすいかな。シンプルといえばそうなので、個性がぶつからないですね。
27mmまでのアトマイザーならオーバーハングせずに乗っかる感じ。
まとめ
ESPION Tour
質感|良 ●ー●ー●ー●ー● 荒
大きさ|大 ●ー●ー●ー●ー● 小
重さ|重 ●ー●ー●ー●ー● 軽
機能|多 ●ー●ー●ー●ー● 少
安全保護|良 ●ー●ー● 悪
金属筐体と比べるとチープに感じますね。単品で見てるぶんには「安っちい」とまでは思わないですけど。比べてしまうと差は出ちゃうよね。
でも実際プライスも安いんですよね。
2本のバッテリーを入れてアトマイザーを乗せてもなお、軽いってのはポジティブな要素と言えるかな。
携帯性、操作性など総合的なユーザビリティは高い。
ただ、う~~ん、もし最初のデュアルバッテリー機を選ぼうと考えた段階で、これを選ぶだろうか...もう少し質感良いのを選びたくなるのではないかなぁ。
既に複数所有していて、手頃で気軽に使えるサブ機を買い増すって事なら悪くない選択ですね。
最後に言っておきたいのは、スーツケースをモチーフにするなら、メタリックな表面質感は必須だったでしょう。
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