
50Aですって。
半端ないですね。
ちょっと見ていきましょう。
外観
IMREN の「Leopard(豹柄)」18650 サイズです。
2600mAhで最大放電量50A、定格30Aと記載されていますね。
これが電池自体。はっきり言って私はこの柄にソソって購入に至りました。
電池のスペックに関してはハナから信用していません。そして何故か本体には最大表示しかありません。
表示は当てにならない
個人的には知識も測定環境も無いので、参考にした海外フォーラムのリンクを貼っておきます。
Imren Leopard 50A 2600mAh 18650 Bench Test Results...just a 20A rewrap
ここで検証された方によると、おおよそ SONY 「VTC5」の rewrap(リラップ) であると推論されています。
まぁ「VTC5」も定番電池なのでいいかな、とは思いますが以下の表を参考にしてみると...
今回の「Leopard」と「VTC5」は共に定格20Aとなっていますね。
表をよく見ると、どちらも「並」の性能だとわかりますね。
バッテリーの性能はバランスで見る必要があります。容量が大きければ放電量は小さくなり、放電量を高めたモノは容量が少ない傾向にあります。
性能表示に振り回されすぎない
たとえ検証結果で凡庸な性能だとしても、使用者人口が多いものは安心感がありますし情報も溢れているはずです。
今回の「Leopard」、そもそも公式サイトにラインアップすらされていません。理由はわかりません。
最大値虚偽は良くあることです。販売者にすれば高性能と記載すれば売れるわけでしょう。販売価格が安ければ更に。
「VTC5」もやたらと高い放電値で記載されている販売店が未だにありますが、いい加減修正して欲しいものです。
そもそも「VTC5」は製造者である SONY の公式スペックシートが出ています。実績値(上記の表)と一致する性能表記になっています。
当然「VTC5」も今回の「Leopard」も悪い電池ではないです。 販売者が性能詐称するのがいけないだけです。
VAPE において安全上、特に注意深くならないといけないのが電池です。
最大100W以上出力されるMODも当たり前のように増えてきています。
・低抵抗すぎるセッティング
・低性能な電池を使用してしまう
・劣化した電池を使用してしまう
・安全マージン無考慮な高出力をかける
これらは興味本位や寝ぼけていたでは済まない結果を生みます。
車だってチューニングで高出力にすればエンジンブローのリスクが増しますし、貴方だって全力疾走で走り続ける事は難しいでしょう。
電池の爆発映像見たことありますか?見たら怖くて無理をさせる気なんてなくりますよ。
まとめ
信頼のメーカーだから安全なわけでは無いです。使用者次第です。
そして、未知の電池は事前に情報収集しましょう。
「Leopard」は安全に使用すれば「VTC5」同等だし、柄も個性あって良いですよ。
2018年3月19日追記
偶然なのか、たまたまなのか、なるべくしてなったのか、それはわかりませんが、この「Leopard」の2本が真っ先に使用不可まで電圧が下がる状態となりました。これより前に買った電池がまだ現役で充電回数も多いのに・・・です。どうにも選別品をリラップしている感があります。