
Geek Vape版iStick Pico的なデバイス(2018年製)。
結局のところ手に馴染むというか、ついつい使ってるのって手に余らないサイズ感のもの。
際立つ個性はまったく無いし、特に気にも止まらないんだけど、いざ使ってみると良さがあると気づく。

中国深センのメーカーであるGeek Vape(ギーク・ベイプ)はAmmit(アメミット)やZeus(ゼウス)といった人気アトマイザーのシリーズを持ち、堅牢性に優れたレギュレーテッドのAegis(イージス)シリーズの他、コイル用ワイヤーやツール類もリリースしています。2016年のAvocado RTA/RDTA以降、精力的に製品をリリースし続けている中堅規模のメーカーです。
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パッケージ
という事で2018年リリースのプロダクト。安定の今更感ありありレビューとなります。もはや入手性に難あるんじゃない?ってくらい新しい製品が出まくっているVAPE市場。少し時間が経ったら古いもの扱いになるデバイスもちらほら。今回ご提供頂いたのは2018年にGeek VapeがリリースしたiStick Picoもどきなレギュレーテッド。
一応はまだ入手出来るようだけど、どうだろうか。あえて今更コレを選ぶ人っているのか。そんな事をこんな段階で言ってしまっていいのかってのはあるけど、まぁ見ていこう。
内容物
- Lucid MOD
- 充電用Micro-USBケーブル
- マニュアル(日本語記載なし)
- ワーニングカード
製品詳細
出っ張っているのがバッテリーキャップ。18650バッテリーを使用する事からiStick Picoスタイルを採用したMOD。
大きさとしてはW:27mm、D:52.9mm、H:75mmと小振りと言えるサイズ。
iStick Picoより少しだけ大きいのであった。
ひとまわりまでは違わない。ほんと僅かに大きい。その理由はわかるよね。
ボタンやスクリーンのレイアウトはオーソドックスな前面集約タイプ。見た感じスクリーンサイズが小さいかなって気はしますね。
バッテリーキャップは周囲がサテンシルバーだけどトップが素敵な金属感。きっとモアレってるよね?
グールグールグルグルっと一筆書き。あんま見てると目が回りそうだね。
アトマイザーとのコンタクトは510なんだけど、ベースプレートは広いタイプのほうが好みなんだよなぁ。同じGeek VapeのAegis Soloとか最高に好みなの。
こういったのはなんか筐体自体にスレキズ付いちゃうからねぇ。プレート部分のスクラッチはむしろ使い込んだ証だから好き。
ちなみに24mm径のアトマイザーを乗せてみるとクリアランスは1mm程度はあるかな?
さすがに後発だけあってiStick Picoのような22mmまでって今となってはキッツイ縛りはない。そう、これが少しだけiStick Picoより大きな理由。
でも25mmのZEUS X RTAはキャップと干渉して乗らなかったですね。
操作ボタンは特筆すべき点もなく...プラス/マイナスボタンが小っちゃくて少し押しづらいかなってくらいか。
背面にはあんまり目立たないようにロゴが入っていました。コレは無くてもよかったかと思う。
底にはちゃんとベントホールが空けてあります。
ベントホールとは
バッテリーが限界を超えた放電要求により過負荷状態が続くとガスを吹きます。そのガスでMOD内が満たされると破裂して破壊される可能性があります。それをMOD外に効率よくガス抜きする為に空けられているのが通称「ベントホール」という排出口です。
それではバッテリーを装着しましょうか。内部にも極性表示あるしキャップ裏にも表示されています。
この向きで入れる。
なんだかんだで2019年でも18650バッテリーのMODが主流と言えるくらい出ていますね。どうにも21700とはシェアを分けながら共存していきそうな気がしています。
キャップのスレッド部分には万能オイルでも塗っておいたほうが良いかも。ちょっとザラザラとした回し心地でした。
と、ここまで見てきて気が付いたのだけど、このLucidはボディを構成する各パーツのどこにもネジの類が1つも見当たりません。爪による噛み合わせで作ってあるのか、何にしろ金属パーツを控えめにしている甲斐があって非常に軽い造りです。
操作方法
操作方法は至って業界標準的なものとなっています。慣れてる方にはまぁったく問題ないと言えるけど、初めて使うなら以下のクソ長いマニュアル読むより使って慣れろと言いたいですね。

説明書(機械翻訳)
1.電源を入れる:Fireボタンをすばやく5回連続して押して
電源が入らない場合は、バッテリーが正しく取り付けられているこ
2.デバイスの電源が入っているときに、Fireボタン
3.スタンバイモード:電源オン状態で15秒間待機すると画
スタンバイモードに入ったら、任意のボタンを押すか、USB充電
そして、デバイスは電源オン状態に戻ります。
4.電力調整。電源作業モードで、左または右ボタンを押して調整
電源を入れ、ボタンを長押ししてクイック調整モードに入ります。
クイック調整モードでは、最大電力または最小電力に達すると、調整は自動的に停止します。
最大電力では、最小電力から再び電力が増加し続けます。
最小電力では、最大電力から再び電力が減少し続けます。
5.温度制御モード:発射ボタンをすばやく3回連続して押して、温度制御モード(TI、NI、SSおよびTCR)、下または上ボ
ボタンを長押しして、クイック調整モードに入ります。
クイック調整モードでは、最高温度または最低温度が到達すると、調整は自動的に停止します。
温度が最大に達すると、温度を再び上げると華氏を切り替える。
発射ボタンを長押しすると、メインインターフェイスに戻ります。
6.ウォーキングモードサイクルモードにすばやく連続して3回、発
7.設定メニューに入る 連続して3回発射ボタンを押して作業モードに入り、左右のボタン
8.設定メニューを終了しま
9.定電力モード左右のボタンを同時に押して設定を入力しますnu
10.VPCモード 発射ボタンを続けて3回押してVPCモードに入り、左右のボタン
11. TCR値の調整発射ボタンをすばやく3回連続して押して、 SS / NI / TI / TCRモードで、左ボタンと右ボタンを同時に押して、 設定メニューに入り、TCR値を調整します。
左ボタンを押してTCR値を小さくし、右ボタンを押してTCR
TCR値。 左または右ボタンを長押しして、連続調整モードに入ります。
TCR値の調整範囲:SS:50 200; NI:400-800; T:150 550 TCR:10- 1000
発射ボタンを長押しすると、
12.設定モード:
スイッチモードの設定:発射ボタンをすばやく3回連続して押し
左または右のボタンを押して、
1)温度制御ワット:発射ボタンを1回押して調整インターフェ
2)スマートモード:左のボタンを押してオプション2に切り替
3)画面時間:左ボタンを押して、オプション3 SCREEN TIMEに切り替えます 左右のボタンを押して時間を切り替えます。増分は1秒です。 調整 3S-120S 範囲
4)輝度:左ボタンを押して、オプション4 BRIGHTNESSに切り替えます。 左右のボタンを押して、デバイスの明るさを調整します。
5)手モード:左ボタンを押してオプション5に切り替えます。
設定インターフェイスに入り、左または右ボタンを押して、NO
6)パフカウンター。 左ボタンを押して、オプション6のパフカウンターに切り替えます
オン/オフ/リセット状態。
カーソルがオンのままの場合、画面にはPUFF値が表示されま
オフのままにすると、画面表示にはパフ値が表示されません。
カーソルがRESETのままになったら、発射ボタンを押してパ
オプション6に戻ります。
7)デフォルト:左ボタンを押して、オプション7デフォルトに
YESとNOを切り替えるボタン
カーソルがYESのままの場合は、Fireボタンを押してデフ
interfaceは、工場出荷時のデフォルトインターフェイ
カーソルがNOのままの場合、発射ボタンを押して調整インターフ
オプション7へ。
8)設定状態の終了:左のボタンを押してオプション8に切り替えま
設定インターフェイスに戻る。
13.ボタンは、メインインターフェイスでIntheunioc
14.ボタンのロック解除ボタンがロックされたら、発射ボタンと
15.抵抗のロックとロック解除温度制御モードで、火を長押しし
抵抗がロックされている場合、画面上の抵抗ユニットはロック記号
(温度制御モードのみ);アトマイザーが削除されたことが検出されたときに自動的にロック
16.バージョン情報の表示:シャットダウン後、左ボタンと右ボ
17.システムのアップグレード:バッテリーに電力が供給される
18充電画面:USBを挿入すると、充電画面が表示されます。
プロンプトと保護
10秒のタイムアウト:出力が10秒を超えるタイムアウ
バッテリー低下のプロンプト:バッテリー電圧が3.3Vより低い
電池高温プロンプト:回路基板の監視温度が85℃を超える。
点火、回路基板の温度が65°Cよりも高い場合、デバイスは高い
新しい抵抗値のプロンプト:新しいアトマイザーが接続されている
ドライアトマイザーのプロンプト:温度制御モードでは、アトマイ
開回路プロンプト:アトマイザーが接続されていない場合、または
短絡または低抵抗プロンプト:アトマイザーが短絡しているときアトマイザーは0.05オーム未満であると検出されますが、短絡
高抵抗プロンプト:アトマイザーの抵抗が5オームより高いと検出
使用していて気になった点としては、電源オン/オフのようなパフボタンを連打する操作において、やけに1押し1押しの間隔を空けないと認識してくれないところ。早く押すと認識してくれないんですよねぇ。細かな事ですが頻繁に行う操作の為に非常に気になってしまいました。
まとめ
■ Good
- 小振りなサイズ感
- iStick Picoより握りやすい
■ Bad
- 全般に古さは否めない
古さを感じるが、まとまっている。
手に余らない小振りなサイズに24mm径のアトマイザーまで対応。カーブモードも搭載した18650バッテリー1本の使いやすいMOD。主にスクリーン表示の古さが気になったが機能面での不足は感じられません。
iStick Picoの初代を買っておこうかと思った時に少し考えてみてもいいかもしれない。
製品仕様
- タイプ|テクニカル
- 大きさ|75x53.7x26.9mm
- 重さ|74g
- 材質|SUS / 他
- バッテリー|18650 x1
- スクリーン|0.96㌅
- 出力モード|Power / VPC / ByPass / TC / TCR
- 出力範囲|5-80W
- 温度管理範囲|100-315℃
- 安全保護機能|10秒カットオフ / バッテリー温度 / 基板温度 / オープンショート検知 / 他
- カラーバリエーション|全5色
- 製造国|中国
- 価格|$27~