
これは・・・発売されるのだろうか。
そんな不安も抱えながらのレビューです。Geek VapeのAegis Salt Kitは、頑丈さが売りのレギュレーテッドAegisの最小版とクリアロマイザー2種がセットになったキット。
なのですが、今回はサンプル版という事で今後発売されても内容に変更が入る可能性が高そうです。詳しいところは後で説明しますね。
分厚い箱ですな。中身はスッカスカなのに。
思いっきしサンプル品ですので、記事中において流通版とは内容が異なる部分があります。といういつもお決まり的な事を書いていますが、今回は間違いなく一般流通版とは違う内容物になっていると思います。
それでは開けていきます。ちなみにこの見えている部分の下にUSBケーブルが入っていますが、スッカスカな空間にケーブルだけ入っている状態です。
内容物
■ 内容物一覧
- Aegis Salt
- Flint MTL Tank
- lumi mini?
- ガラスチューブ(スペア)
- UDBケーブル
クリアロマイザーが2種同梱されていますが、これの片方に関しての情報がまったく無い。少し前にはGeek Vape公式サイトにこのAegis Salg Kitのページがあったはずだが、この記事を書いている現在は存在しない。そして一部販売店の商品ページも404となっている。現時点で商品ページが存在する販売店においても、このlumi mini?というクリアロマイザーに関しての記述は一切無い。この事から推測するにこのlumi mini?というクリアロマイザーに何らかの変更が入ったか問題があったようなのだ。
ちなみにサンプル版なのでマニュアル類も一切付属していないのでとにかく情報が無い。
製品仕様
■ Aegis Salt スペック
- 大きさ|24x34x54mm
- 重さ|65.6g
- 材質|ー
- バッテリー容量|1,000mAh
- 出力範囲|5-40W
- 対応抵抗値|0.2-3Ω
- モード|ワッテージ / バイパス
- コンタクト|510
- カラーバリエーション|全4色
- 製造国|中国
■ Flint MTL Tank スペック
- 大きさ|Φ21.6x43mm
- 重さ|46g
- 材質|ー
- リキッド保持量|不明
■ lumi mini? スペック
- 大きさ|Φ22x36.6mm
- 重さ|14g
- 材質|ー
- リキッド保持量|不明
上記スペックも基本は実測値となっている。Aegis Saltの出力値等に関してはパッケージ等に記載があったので正しいと思う。
製品詳細
とりあえずAegis Saltを見ていく。従来のAegisのコンセプトである防水・防塵・耐衝撃性は引き継いでいるみたい。じゃなきゃこの名前を語っちゃ駄目だよね。本体の大部分はラバーコート(というよりシリコンカバーを貼り付け)されているが、非常に埃が付着しやすい。前面はアクリルっぽい透明のパネルで覆われており、背面から側面に渡りレザー調の材質となっている。
シェイプや質感は悪くなく、さすがGeek Vapeといったところでしょうか。
Aegis Saltのもっとも特徴的なところはサイズでしょう。
ビルトインバッテリー型とはいえ極小レギュレーテッドの部類に入りますね。そのネーミングのSaltというところからも、流行しているニコチンソルトを意識したものと思われます。手軽に、しかし出力調整する事によってポッドデバイスよりリッチに風味を楽しみたい方に向けた製品ということでしょうね。
■ 大きさの比較
このように極小である事がわかります。Mini Voltとほぼ同じくらいのサイズ感ですよ。バッテリー容量はMini Voltよりも少ない1,000mAhとなっていますが、組み合せるアトマイザー次第で充分実用可能な部類でしょう。
■ 充電用のポート
Aegisのロゴ部分がシリコンカバーとなっているのでめくってUSBケーブルを挿せばOKですね。本体が濡れた場合は水気を拭いて乾かしてから開けましょうね。
情報が無い為、充電電流の上限が不明なので安全を考えて控えめにしておきましょう。
■ クリアロマイザー
問題の2つあるクリアロマイザー。
画像左のFlint MTL Tankはどうやら確定で付属するみたいだが、右のlumi mini?はどういった扱いなのか不明です。見た目は個性もあって良い感じなのですけどね...
Flint MTL Tankのドリップチップはスレッドにて接続となっています。MTLらしく内径は狭い。
トップキャップをスライドしてフィルポートを露出させるよくある構造なのですが、ドリップチップを緩めないとスライド出来ない構造となっています。不便。
セットされているコイルヘッドの抵抗値は0.7Ωと良さげです。ただかなり小さいコイルヘッドだしコットン量も少なさそうで、ライフ的にどうなのか?って気はします。
エアホールは5段階です。
基本小径なのでMTLらしくタイトドローを堪能出来そうな感は漂っています。
しかしこのFlint MTL Tankで気になったのは、22mm弱で小振りながらやけに重量があるんです。Ammitシリーズを造っているGeek Vapeらしい造形美があって個人的には好きですけどね。
いつもどおりバラそうとしたのですが...使い捨てみたいな非分解型なの!?というカタさで諦めました。まったく緩まなかったですね。
問題のlumi mini?クリアロマイザーですが、タンク部とトップキャップ一体のクリアで中が見通せる造り。
こちらもシリコンカバーがあるのでここをめくってリキッド注入です。
こちらに装着されていたコイルヘッドは1.2ΩとFlint MTL Tankに付いていたのより高めの抵抗値。
こちらのエアホールも5穴となっています。
全体的に使い捨てクリアロマイザー感がありますが、実際のところどうなのでしょうね。
どちらも極小なAegis Saltにバランスよく乗っかるサイズ感となっていますね。
とりあえずリキッド投入して馴染ませておきます。
操作方法説明
■ Aegis Salt 操作方法
電源オン/オフ:パフボタンx5
モード変更:パフボタンx3後プラスorマイナスボタンで変更し放置で決定
ロック:プラス+マイナスボタン長押し(パフは機能する)
モードは2種。ワッテージは5-40Wの範囲で可変可能。
バイパスモードなら電圧見れるしそっちの方がいいかもね。
詳細は不明だが保護機能も搭載しているようだし、ポッドのように何も出来ないような製品ではない。
吸ってみる
それじゃあ吸ってみよう!
感想はあくまでも筆者の主観ですからね♪
まずはFlint MTL Tank(0.7Ω)にて吸ってみます。
エアフロー最大ではDLも可能な程度の重めのドロー、最小では確かに重いMTLとして機能しますね。
風味としてはポッドよりは濃く楽しめますが、ニコチン摂取向けといった性能ではあります。エアフロー開放のほうが風味が豊かになる傾向があるようです。
もう1つのlumi mini?(1.2Ω)にて吸ってみますね。
うーん...もはやポッド的な風味だなぁ。かなり薄いです。もう風味を楽しむようなアトマイザーではありません。
ドローはFlint MTL Tankより全体的に重いですね。
まとめ
よくわかんない。サンプル回収やレビュー停止の通知も来ないから記事にしたが、おそらく現時点でサスペンドされているようだ。
おそらくは記事通りの内容では販売されないと思われる。記事中にも書いたが、お試し的に使い捨てクリアロを同梱されたサンプルだった可能性もある。しかしながら2種類の抵抗値のコイルヘッドを使用したが、0.7Ωのほうですらギリ及第点かなといった印象。私自身が最低限欲しい風味の水準には達していない。
だから見るべきはMODであるAegis Saltということになる。
質感的に悪くないとはいえMini Voltと比較してしまうと雲泥の差がある。圧倒的にMini Voltのほうが良いですね。
まぁ防水とかそっちの方向性の機種だからそこはね。仕方ないよね。
510コンタクトだから高抵抗値で組んだアトマイザーなら合わせられますね。とにかく小さくて頑丈なレギュレーテッドが欲しいなら選択しても良いかもね。
ご購入はこちら
提供してくれたのに商品ページが存在しません