Kree RTA(クリー) by Gas Mods レビュー|リキッドで魅せたいガラスタンク

 

Gas Modsから新たなタンクアトマイザーがリリースされました。

 

 

独特なミニマル造形且つロープライスな事から人気の高いGas Modsのアトマイザー。これまではローハイトなRDAやRDTAのみのラインアップとなっており、そういやRTA(タンクアトマイザー)は出してこないね?っと思っていたところです。今回のKree RTAは従来の造形美は影を潜め、クリアで明るくハッキリと印象を変えてきました。それでいて没個性とならない構造にもなっているわけですが、良くも悪くもといった印象があります。

 

 

 

Kree RTA の特徴

 

  • 直径22mm
  • シングルコイル専用
  • DLからMTL対応
  • 交換可能な6種類のエアフローパーツ
  • 容量と材質違いの2種のタンクパーツ

 


 

Gas Mods のレビュー

 

 

 

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パッケージ

Kree RTA パッケージ

 

今回のKree RTAはG.R.1 RDAと似た配色のパッケージになってます。なんかこういった風に写真載せたパッケージってダサく感じるのは何故だろうか...。

 

 

 

 

Kree RTA パッケージ裏面

 

背面には内容物、仕様等が記載されています。なかなか付属品多いヤツですね。

 

 

 

 

Kree RTA パッケージを開いたところ

 

それでは内容物を取り出していきましょう。

内容物

Kree RTA 内容物
■ 内容物
  • 1x Kree RTA
  • 1x 3.5mLチューブ(PC)
  • 1x MTLドリップチップ(POM)
  • 1x 510ドリップチップアダプター
  • 6x エアフローインサート
  • 1x チムニーエクステンション
  • 11x Oリング(スペア)
  • 2x ポストネジ(スペア)
  • 1x コンタクトピン(スペア)
  • 1x マイナスドライバー
  • 取扱説明書

製品詳細

Kree RTA の外観

Kree RTA 本体と同梱のタンクパーツ

 

それではKree RTA見ていきましょう。まず特徴的なのは2種類のタンクパーツが同梱されているところ。

装着済みのほうはガラス製でトップ周辺がラウンドしたチューブ。もう一つはPC製で半透明だがリキッドを入れると透過する、トップ辺りはフラットになったチューブです。タンク容量も異なっており、ガラス製は容量が公開されていないけど2mLか2.5mLくらい?半透明なPOM製のほうは3.5mLとなっています。

 

 

 

 

Kree RTA 本体とタンクパーツを上から見る

 

外観上、大きく異なるイメージのタンクパーツ2種が付属という事ですが、どちらも破損の恐れがありますね。まぁ、私はこれまで1度もタンクパーツを破壊した事はありませんけど、落下などには注意したいところです。

 

 

 

 

Kree RTA 外観:底面

 

ベースパーツ側面は大胆にローレット加工されていますが、Kree RTAは構造上エアフローコントロールがありません。MODへの脱着時に配慮されてるって事でしょう。

 

 

 

 

Kree RTA エアホール部分の拡大

 

大きくオーバルで開口したエアインテークは1箇所のみ。この吸気部は流量固定なわけですから、以降のどこかで調整する構造となっています。

 

 

 

 

Kree RTA コンタクトピンの突出量

 

コンタクトピンはキッチリと締め込んだ状態で0.5mmと適正な突出量となっています。

 

 

Kree RTA の各パーツ

Kree RTA ドリップチップは独自接続構造

 

ドリップチップはチムニーとスレッドによる接続構造となっています。

 

 

 

 

Kree RTA ドリップチップは2種類

 

ドリップチップも2種同梱されています。透明のほうは外径12mm、内径5.3mmと少し狭め、黒いほうは外径8mm、内径はかなり絞りこまれた2.5mmと正にMTL向け。

 

 

 

 

Kree RTA ドリップチップを付け替え

 

咥えたフィーリングもかなり異なりますが、内径を統一する意味でも後述するエアホールインサートの径によって使い分けるのがベストでしょう。

 

 

 

 

Kree RTA タンクパーツはOリングで固定

 

タンク部分のチューブパーツはOリングでデッキパーツと接続されています。それだけだと簡単に外れるので、固定はドリップチップとチムニーの接続で挟み込んでいるという構造。

 

 

 

 

Kree RTA ガラスチューブのトップはラウンドしている

 

特徴的なラウンドトップなタンクパーツですが、開口を広くとってあります。これはドリップチップを取り外してトップフィル(リキッド補充)を行う為です。

 

 

 

 

Kree RTA タンクパーツ2種

 

2種類のタンクパーツのもう一方を見ていきます。ガラスのほうと比べると容量が多い事もあり長さが異なります。

 

 

 

 

Kree RTA チムニー延長パーツ

 

その長くなった分だけ内部パーツを延長せねばドリップチップとの接続が確保されません。よって同梱のエクステンションパーツを用います。

 

 

 

 

Kree RTA チムニー延長パーツを取り付けたところ

 

チムニーにスレッドでの接続となっています。

 

 

 

 

Kree RTA 3.5mLタンクパーツを装着

 

そしてタンクパーツをハメ込むだけでOK。

 

 

 

 

Kree RTA ドリップチップを装着したところ

 

ドリップチップ装着。胴長です。

 

 

 

 

Kree RTA MTL向けドリップチップを装着

 

MTL向けドリップチップ装着。胴長です。

 

 

 

 

Kree RTA 510ドリップチップアダプター

 

ドリップチップは内径によってのドローや風味の濃密さの違いでの使い分けも大事ですが、咥えた時のフィーリングも重要で拘りたいところかと思います。同梱2種も悪くはありませんが、手持ちのお気に入りを使いたくなると思います。そういった場合は同梱されている510ドリップチップアダプターを用いれば可能です。

 

 

 

 

Kree RTA アダプター経由でお好きなドリップチップを装着可能

 

ビジュアル的なマッチング良いものが手持ちにはありませんでしたが、ギリ許容と言えるモノを装着。

 

 

 

 

Kree RTA 手持ちのドリップチップで良バランス

 

もちろんガラスチューブでもアダプターは使えます。

アダプター自体もベースパーツと合わせた仕上げとなっていますから、統一感は最も発揮されるように見えます。

 

 

 

 

Kree RTA インナーキャップ

 

チャンバーを構成するインナーキャップパーツを取り外しました。

 

 

 

 

Kree RTA インナーキャップ

 

かなり丈を抑えた狭空間を構築する構造を採用しています。

 

 

 

 

Kree RTA インナーキャップ内部

 

内部天井はフラットに近い浅い傾斜となっていました。

 

 

 

 

Kree RTA デッキ

 

ふとGas Mods製だという事を忘れてしまうくらい他で散見されるデッキデザイン。だけどとてもビルドしやすそうに見えます。

中央部分のパーツに関してはKree RTAのアピールポイントとも言える部分ですね。ここは後ほど。

下部側面にある3連の穴がジュースホールとなっており、タンク内のリキッドを吸う部分となっています。

 

 

 

 

Kree RTA デッキを真上から

 

上から見ると特にわかりやすいですが、コットンは配置するエリアの面積が非常に広くとられています。ジュースホールのサイズと数から言ってもジュースフローが多めでしょうから、受け側であるコットンもそれなりの量を用いる事を想定した造りであろうかと思います。

 

 

 

 

Kree RTA ポスト部分の拡大

 

ポスト部分のネジはヘッドが大きく軸が小さめ。よって両サイドの空間が広くビルドしやすそう。

 

 

内部側エアホールパーツ

Kree RTA エアホールパーツ

 

一般的なアトマイザーが備える外部からのエアフローコントロール機構を搭載していないKree RTAは、デッキ内でのエアー吹き出し口のパーツ交換にてエアー流量を変化させる事が可能です。同梱5つと本体装着済の1つの計6種類の内径バリエーション。最小0.8mmから最大2.5mmまでとどれもMTL向けと言える狭い内径となっています。ちなみに極小なパーツですがそれぞれ内径が刻印されているのがわかりやすい(2.5mmのみアニュラスが狭いので刻印なし)

 

 

 

 

Kree RTA エアホールパーツを外せばDL対応

 

外した状態での使用も可能で、この場合のドローはスカスカなものとなります。MTLを好まない人には向かないアトマイザーだとは思いますが、一応そういった配慮(?)が副次的になされているという結果となります。

 

 

 

 

Kree RTA エアホールパーツは極小

 

両ポスト間のクリアランスが6mmで当然指が入らないので脱着は簡単ではありません。

 

 

 

 

Kree RTA エアホールパーツは指での交換は出来ない

 

ピンセット等を用いて脱着するわけですが、この極小パーツのOリングには事前にワセリン等を塗っておきましょう。素の状態では絶対に入らないくらい固いです。無理に入れてもOリングが傷むだけですからね。

 

 

 

 

Kree RTA コンタクトピンを外してみる

 

デッキも分解してみましょう。ポストパーツの固定はコンタクトピンによってなされていますから外します。

ちなみにこのKree RTAは何故だかコンタクトピンのスペアが同梱されています。まったく同じものなのにです。珍しいですね。

 

 

 

 

Kree RTA 全パーツ分解したところ

 

完全に分解可能です。パーツ構成的にもパーツ形状的にも簡潔なものですから分解洗浄にも手間はありませんね。

 

 

 

 

Kree RTA ポジティブ側ポストパーツ

 

取り外したポジティブ側ポストパーツはコンタクトピンの連結と共にエアフローの経路ともなっています。

ベース部分の大型オーバル1穴から取り込まれたエアーがこのパーツの4穴から入りデッキ内へと吐き出すという流れですから、本来はDL向けとも言えるフローなわけです。それを前述のエアホールパーツやドリップチップでリデュースするMTLという方式。

 

ビルドしてみる

Kree RTA 事前にエアホールパーツを決めておこう

 

ビルドしていきますが一つ注意事項があります。と、言っても当たり前の内容ではありますが一応書いておきます。

 

中央のエアホールパーツ、DLで使用するのでなければ6種類の中から1つ選んで装着する事となりますが、見ての通りコイル設置予定位置の真下にあります。すなわちコイルがビルドされている限りエアホールパーツの交換は「不可」となります。

 

各エアホールパーツの内径差によるドローの具合を付け替えて確認してからビルドに進むと良いかと思います。今回私は事前に試してΦ1.0mmを選択しました。やや重いMTLに適した選択と私は思いましたが、ドローの感じ方や捉え方は人それぞれですから一つの参考までとして下さい。

 

 

 

 

Kree RTA 内径3mmのコイルをビルド

 

コットン量を多くしたいと思いましたのでコイル内径3mmとしました。24ゲージ8巻して抵抗値は0.8Ω狙い。

ネジに巻き付けるイメージで、必ずヘッドで押しつぶすように留める事が重要です。左右のガイドとの隙間に逃げてしまわないよう注意しましょう。

 

 

 

 

Kree RTA ネジで確実に締め込み余剰ワイヤーをキワで切断

 

余剰リード(コイルの足)はポストとツライチで落として下さい。見ての通りインナーキャップのスレッドとのクリアランスが僅かしかありませんから短絡しやすいです。少しでも飛び出していると干渉すると考えてよいです。この時点で必ずオームメーターやテクニカルMODにて短絡が発生してない事を確認して下さい。

 

 

 

 

Kree RTA デッキのスペースは広め

 

見ての通り24ゲージ内径3mmでも余裕のあるスペースとなっています。

ジュースフローも多いし、エアフローパーツを装着せずに低抵抗コイルでのDL運用にも考慮された造りですね。

 

 

 

 

Kree RTA コットンを通す

 

Wotofoのシューレースコットン3mmを用います。

 

 

 

 

Kree RTA コットン量は多め

 

コットン長はアトマイザー外径より少し長めくらいとしました。

 

 

 

 

Kree RTA 多め過ぎるくらいの量で試してみる

 

コットン量は多めにしておきましょう。ここは用いるコットンにもよりますから試してみてドライだと思うなら少し減らすなり調整していきましょう。

 

 

 

 

Kree RTA ギチギチではなくフワフワコットンを詰め込んだ状態

 

ビルドの自由度というか、コイルサイズなんかは色々試す余地がありますね。コットン量も必ずギチギチに入れ込む必要はないかもです。

 

 

 

 

Kree RTA インナーキャップを被せてチャンバーを構築

 

リキッドをふくませてからインナーキャップを装着します。

 

 

 

 

Kree RTA タンクパーツを被せチムニーとの隙間からリキッド補充

 

タンクパーツを被せてチムニーとの隙間からリキッドを補充しましょう。この際にタンクパーツが外れないように注意しましょう。なにせ最下部のOリング1本でしか留まっていない状態ですから。

 

MODとの組み合わせ

Kree RTA iStick Pico

Kree RTA Easy Side Box Mod

Kree RTA Easy Side Box Mod

吸ってみる

Kree RTA 吸ってみる

 

0.8Ω/エアフローパーツΦ1.0

濃密な風味ですねー。濃すぎなくらいが好みの人にはエアフローパーツΦ1.0mmはおススメかもしれません。特に甘みが強く吐き出されている感もありますが、そこのところの細かなバランス的なとこは何とも確定的には言えないかな。ミスト自体は他のMTLタンクアトマイザー比で見ても引けを取らない濃密さを堪能可能です。

 


ドロー

ドリップチップ2種の違いは明確。MTL向けは1段ギュッと詰まった重さのドローが楽しめますし、もう一方は出口付近でミストの広がりを見せますが、エアホールパーツで絞られている感が顕著で、言ってしまえば喉の奥に何か詰まっているような感覚を受けます。エアホールパーツΦ1.0mm以下にはMTL向けドリップチップが適しており、Φ2.0mm以上なら透明なほうを使えばエアーの通りかたが自然なバランスになるかと思います。

 

まとめ

Kree RTA 外観

 

■ 評価:Kree RTA

■ Good

  • クリア部分の多いタンクパーツ
  • トップからのリキッド補充
  • 抜群な風味生成
  • MTLからDLまで対応する広いレンジ

■ Bad

  • エアフロー調整が不便
  • コットン交換が不便
  • コイル変更が不便

 

 

外観上の個性があり風味も良いが使用上の不便さが目立つ

 

タンクパーツ2種はチムニーが延長されている差だから風味への影響はないでしょう。僅かな容量の差と見ための好みで使い分ければいいでしょう。

かたやドリップチップは明確に違いがあるので、内部エアホールパーツ内径に合わせて付け替えると良いかと思います。

 

ビルドは難しくありませんし風味生成も文句ありません。が、使用において不便と思われる部分がいくつも見られます。

 

 

 

 

Kree RTA 不便性のある構造

 

まずエアフローコントロールがパーツ付け替えというのは見てきた通りですね。簡単なリング回転式のコントロールでないのは別に良いのですが、コイルを外さないと交換出来ないパーツというのは手軽さがないですね。これはビルド前に試すか、しばらく使って好みを見つけるまでビルドを繰り返すしかないわけですが定まってしまえば問題と言えるほどではありません。

 

1番不便と言えるのはタンク内にリキッドが残った状態でデッキにアクセス出来ないという構造。タンクパーツがトップキャップを持たないユニットでありドリップチップで挟み込む構造ゆえ、一般的なタンクアトマイザーの「タンクパーツさえ逆さにしておけばタンク内にリキッドを残したままコットン交換やコイル交換出来る」という現状当たり前となっている利便性がKree RTAにはありません。

タンク一杯にリキッドを満たした直後からコイルかコットン起因で風味が落ちたら絶望です。

 

 

 

 

Kree RTA リキッドリークは無い

 

コイル内径2.5mmにしてコットン量も減らしてみましたが、エアホールからの漏れはまったく発生しませんでした。タンクアトマイザーは特に漏れが気になるものですが、今のところ5回ほどビルドを変えたりしていますけど漏れないですね。そこのところ良かったです。

 

 

 

 

 

パーツ数が少ないというのはとても好みなのですが、やはりトップキャップは意味があって存在しているのを痛感する。パーツ数が少ないという事実しか持たず肝心の運用面で不便になってしまうのはいかがだろうか。

そこを踏まえたうえでなら、ガラス面が多く内部の見通しが良い、リキッドを充填して魅せる(見せる)タンクアトマイザーとして面白いかもしれないね。

 

製品仕様

Kree RTA 製品仕様

 

■ 仕様:Kree RTA
  • タイプ|RTA
  • 大きさ|22x40mm
  • 重さ|約32g
  • 材質|SUS/POM/Peek
  • リキッド保持量|最大3.5mL
  • エアフロー|吸)サイド/吹)ボトム
  • ドリップチップ|510
  • コンタクト|510
  • カラーバリエーション|全1色
  • 製造国|中国
  • 価格|¥3,480~
  • 公式サイト|Gas Mods

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