
またまた「iStick Pico」シリーズの新作が登場。
今回レビューする「iStick Pico S with ELLO VATE」は言わずと知れた「iStick Pico」の21700バッテリー仕様版である「S」に、爆煙メッシュコイルヘッドを用いるクリアロマイザー「ELLO VATE」がセットになったキット品です。しかし一体どれだけバリエーション出すんですかね?
提供元:Sourcemore
パッケージ・内容物
それでは「iStick Pico S with ELLO VATE」開けていきまーーす。
- iStick Pico S
- ELLO VATE
- コイルヘッド(HW-N / HW-M)
- Oリング各種(スペア)
- ガラスチューブ(スペア)
- 27100バッテリー
- 18650アダプター
- USB-ケーブル(QC対応)
- 取扱説明書(本体 / アトマイザー)
付属コイルヘッドはメッシュで抵抗値0.2Ωの「HW-N」と、パンチングで抵抗値0.15Ωの「HW-M」となっています。どちらもカンタル材です。
今回は21700バッテリー付属のキットでした。「Avater AVB 21700」は現在一番流通している21700バッテリーかと思われます。
取扱説明書には日本語での記載もありました。ただし簡易な説明になっていますので、ある程度慣れた方向けな書き方です。
製品仕様
- 大きさ|52.5 x 28.5 x 81mm
- 重さ|142.8g
- 使用バッテリー|21700 / 18650
- 最大出力|100W
- 出電圧範囲|0.5-9V
- 抵抗値範囲|0.05Ω-3.0Ω(VW/Bypass)/ 0.05Ω-1.5Ω(TC-Ni/Ti/SS/M1/M2/M3)
当然 TC(温度制御)モードやプリヒート機能、各種保護機能も完備。
- 径|28mm / 26.5mm
- 高さ|56mm
- 重さ|57g
- リキッド保持量|6.5ml
- エアフロー|ボトム
- 対応コイルヘッド|HW-N / HW-M
燃費の悪いコイルヘッドを使用するので、タンクも大きくしたクリアロマイザー。
製品詳細
さて、今回の『 S 』でいくつめの「iStick Pico」になるのであろうか。
公式によるとスポーツカーにインスパイアされているとのこと。それはさておき、バッテリーチューブや赤のラインが目を惹きます。筐体がとにかく頑丈で硬質な塊感があります。
一応アトマイザーベースは26.5mm径までオーバーハングせずバッテリーチューブへ干渉なしに乗せられるようです。
個人的にこのバッテリーチューブトップのロゴは無くてよかったかなぁ。なんかダサい。
パフボタンはわりとフツーな見た目。カチッカチッと確実な手応えがあるタイプですね。
バッテリー部はキャップのみだった従来の「iStick Picoー」からチューブに変更されています。
ヘアラインをかけられたボディと、光沢の強いチューブの照りの違いが個人的にはアリ。
奥まった位置のスクリーンに追従する形状となったサブボタン(+/ー)が拘りを感じます。その下にUSBポート。これは『Type-C』じゃないね。
底は少しだけ奥まった位置にベントが空いています。
バッテリーチューブは反時計回しで取り外し。バッテリー装着して締める際は軽く上から押しながら時計回しする必要があります。
正極側の接点はスプリング式でバッテリー長に応じて沈み込みます。
本体「iStick Pico」同様にクリアロマイザー「ELLO」も次々と新しく登場してきます。今回は「VATE」とのこと。
▲マーク部から奥に押せばスライドしてフィルポートが露出します。
エアホールは下部リングパーツに3箇所空いています。低抵抗なコイルヘッドを使用するので取り込むエアー量を多くするべく開口が大きく取られています。
使用するのは「HW-N(Net)」メッシュタイプ、「HW-M(Multi-Hole)」パンチング。どちらも抵抗値が低く、Modへの要求出力も高いです。
2018年流行っている(?)チャビーなバブルガラスが嫌なら、リキッド保持量は減りますが付属のストレートチューブでスマートに。
バッテリーを装着しました。スクリーンの表示は横向きですね。カラーでも無いし、ここは少し古い感じを受けます。
それでは操作説明を簡単に。
操作方法説明
パフボタン3回プッシュで使用するモード選択画面になります。+/ーボタンで移動してパフボタンで決定。

設定メニュー内はアイコン表示となっています。基本的にこれまで出来た事は全て出来る内容ですね。アイコンの中身がなんだったか覚えないとね。
LEDはさり気ない位置にあります。
バッテリーチューブに反射するのがなかなかお洒落。ここの色を設定メニューで7色から選択可能。点滅する度に色が変化するモードもあり。勿論Off(非点灯)にも出来ます。
吸ってみる
それじゃあ吸ってみよう!今回は0.15Ωのパンチング「HW-M」コイルヘッドを使用します。
感想は一意見として捉えておいて下さいね。
まずエアフロー全開時はスッカスカすぎる。この手のコイルヘッドはメーカー推奨値通りの出力を掛けて使用すると保たない印象があるので、控えめに50W程度で吸いました。が、まったくミスト発生量とドローがマッチせず。もっと出力上げる必要があるのはわかりますが、コイルヘッドを保たせる為にエアホールを絞るほうで対応します。
1/5開放くらいで吸うと、キッチリと濃密ですね。これでも決してドローは重くないですけど。
そもそも70Wとかで炊いてスカスカなドローで吸う設計のコイルヘッドなのでしょうけど、MTL 好きな私としてはまったく好みじゃあないんですよね。
ここまで味の濃さもミスト量も必要とはしてないです。そういうの好きな人には良いんじゃないですかね。
評価・まとめ
評価:iStick Pico S with ELLO VATE|8/10
まずアトマイザーの評価。Eleaf だけじゃなく、同じグループのJoytechやWismecにしろ、どうしてこんな同じようなクリアロマイザーを連発するのか。
もうこのような爆煙タイプは氾濫しすぎでしょう。一体何種類造っているんだ?
コイル(というかコイルじゃないけど)がメッシュやパンチングホールに変わっても、出る風味にあまり差は感じない。せめてライフが伸びるとかならベネフィットもあるけど、そうも感じないよ?
続いてレギュレーテッド「iStick Pico S」について。
これは素直に良いと思いました。まぁ中身として何か革新性があるわけではありません。既発の「iStick Pico 21700」と何か大きく違うわけでもない。
単純にガワを変えただけ。なのですが、これまでどちらかと言えばチープな外装だった「iStick Pico」から少し高級「感」を感じさせる筐体へとリファインされています。
シャープで硬質感の高いシェイプと表面処理へと向上した印象ですかね。(個人的に既発の iStick Pico Baby は良い質感だったと思います)
バッテリーチューブは、従来のキャップタイプのほうが脱着が容易に行えるので見た目以外に良い印象を感じられず。どうせなら、丁度ガイドに被る外からは見えない位置で切って分離出来るようにして、キャップタイプのままでも良かったんじゃないかと思いますけど。
もし「iStick Pico 21700」をお持ちでないなら、こちらを買われるのもアリだと思います。基本的に安定の完成度と言えるでしょう。Modだけ買うのが良いんじゃない?
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