
iStick Picoシリーズ最新作。
提供元:VapeSourcing
概要・仕様

Official Eleaf iStick Pico X with MELO 4
iStick Pico Xは18650シングルセルを用いるレギュレーテッド。
その人間工学に基づくシェイプは手のひらにフィットし滑らかな触感。
iStick Pico X
- タイプ|テクニカル
- 大きさ|50x31x73mm
- 重さ|65g
- 材質|ラバーコート仕上げ
- 使用バッテリー|18650(CDR ≥ 25A推奨)
- スクリーン|ー
- 出力|1-75W
- モード|VW/Bypass/TC/M1/M2/M3
- 抵抗値範囲|0.05-1Ω(TC/M1/M2/M3)/ 0.1-3Ω(VW/Bypass)
- 最大充電電流|ー
- 最大出電流|ー
- 最大出電圧|0.5-9V
- 保護機能|逆装着/短絡/過充電/過電流/10secカットオフ
- ファームウェアアップデート|可
- カラーバリエーション|Black/Red/Blue/Silver/Green
MELO 4(D22)
- タイプ|クリアロマイザー
- 大きさ|Φ22x52.5mm
- 重さ|46.8g
- 材質|SS
- リキッド保持量|2ml
- コイルヘッド|EC-M
- エアフロー|ボトム
パッケージ・内容物
初代iStick Picoが名前に相応しい小型で登場したのが2016年4月頃。
当時私も情報が出て即プレオーダーかけました。それまで小型でバッテリー非内蔵型ってのが見当たらなかったですからね。
価格も手頃だったし売れましたよね。
そんな初代の爆発的ヒットから「Mega」「25」「RDTA」「21700」「Baby」「S」に「Squeeze」「Squeeze 2」(これで全部かな?)とPicoシリーズがズンガズンガ登場しとるわけです・・・そして最新作は「X」とのこと。ネーミングはiPhoneからコピッてるのか?
それでは「iStick Pico X with MELO 4」開けていきまーーす。
- iStick Pico X本体
- MELO 4 アトマイザー
- コイルヘッド(EC-M)
- USBケーブル(QC対応)
- スペアパーツ
- 取扱説明書/警告書/ワランティカード
取扱説明書に日本語記載あり。それなりに丁寧です。
アトマイザーのほうの取扱説明書も日本語で記載されています。
製品詳細
これまで「Baby」と「S」を除くと基本的に初代を踏襲したシェイプを維持していたiStick Picoシリーズ。
でしたが、本製品は明らかに変化をつけてきた。
なんたってビタッと設置しないくらい曲線多用してますからね。
iStick Picoのアイデンティティたるバッテリーキャップは健在。
それでは細かく見ていきましょうかね。
アトマイザーとのコンタクト部分は510規格で一般的なもの。
バッテリーキャップはつまみやすいように掘りが深く変更され好印象。
ただ、初めから傷(右下辺り)が入っていたのが残念ですね。擦れじゃなくてエグれているのでNGです。検査ではねるべき。
独特な、かなりえぐれたシェイプが見て取れると思います。
そんなラインに沿ったパフボタンは指の腹で押しやすい形状に仕上げられ、とても押しやすい!
スクリーンは初代より幅が増しボディの膨らみとのバランスも良い感じ。
伝統的な底面のプラス/マイナスボタン。
正直言ってユーザビリティー良くないんですけど、この縦寸を実現する為にデザインしたと考えれば仕方ない。
バッテリーハウジング奥に極性表示あり。これまで通り正極(+)を奥に挿入です。
ふとキャップの脱着をしてみて気づいたんだけど、これまでの同シリーズと比べやけにスムースに脱着出来る。
どうもスレッドの巻き数減らしてあるのか、比較はしてないけどおそらく改良してる。
iStick Picoと言えばアトマイザーの22mm制限。
22mm径のアトマイザーでも、ひょえぇー接触してんじゃない?
隙間なんてないじゃない。
まぁ当然ながら22mm径なら大丈夫。キットのMELO 4が22mm径だし。
ただ24mm径のアトマイザーだと余裕でアウト!
う~~ん、誰しも思う事をあえて書くけど。初代が出た当時(2016年)ならまだしも、もはや世に出るアトマイザーの過半数(推測)は24mm径以上となっている2019年現在においては残念過ぎる仕様です!
続いてアトマイザーMELO 4を見ていきます。
リキッド補充はキャップをスライドしてフィルポートを露出させる構造。簡単で手も汚れずキャップの置き場も不要な便利なタイプ。
エアホールは長~いオーバルが2箇所。エアフローコントロールリングにて開度調整出来ます。これが異様にスムースに回るんです。
コンタクトピンは固定式。というか押しピンのようにハメてあるだけ。
ここまではバラせます。クリアロマイザーとしては標準的構成でしょう。
ガラスチューブは肉厚で頑丈そう。今回スペアは付属していませんが、通常使用で不意に割れるリスクは低そうですね。
用いるコイルヘッドは『EC-M』という抵抗値0.15Ωのもの。
メッシュですね。そりゃ低抵抗だわ。それにしてもシングルバッテリー機に付属すべきコイルヘッドですかねぇ?低くとも0.6Ωくらいにして欲しい。
Joyetechグループ、だけでもないけどクリアロマイザーでサブオームタンクと書かれたりするものは大概が超低抵抗。まぁ受けるとこには受けてるから出し続けてるんだろうけど。
使っていくため、まずは露出しているコットンにリキッドをふくませておきます。
タンクへはフィルポートにノズルを突っ込んでドバっと。
コイルヘッド初回使用時はリキッド補充後10分程度はコットンへの浸透を待ちましょう。必ずね!
iStick Pico X操作説明
iStick Pico Xの操作方法を簡単に解説。
スクリーン表示はお馴染みのものです。
電源オン/オフ
パフボタンを5回プッシュ。
モード変更
電源オン時にパフボタンを3回プッシュ。プラス/マイナスで切り替えパフボタンで決定。
- MODE:Wattage・Bypass・TC(Ni/Ti/SS)・M1/M2/M3
サブメニュー
電源オン時にパフボタンとプラスボタンを長押し。
- メイン画面表示パラメータ変更(パフ回数/パフ時間/電圧)
- ロゴ表示/非表示
- プリヒート(ワッテージ/時間)
- パフカットオフ(5s/10s/15s)
- バージョン情報表示
- バッテリー電圧表示
安心感のある見慣れたUIです。
この部分に関しては初代から圧倒的に良くなっている部分でしょう!
5プッシュしての電源オン/オフがスピーディー。無駄なロゴ表示等が無いのでとても速くてストレスないんです。
サイズ比較
初代iStick Picoと21700で挟み込んで。
初代より明らかに大きくなりました。でも充分に小振りな部類ですよ。握り比べると圧倒的に「X」が持ちやすい。
吸ってみる
それじゃあ吸ってみよう!
感想はあくまでも筆者の主観として捉えて下さいね。
低抵抗過ぎるメッシュですが、推奨ワッテージ近辺では非常に立ち上がりも速く、パフ後すぐにミストが立ち昇ります。
エアホール全開では明らかにエアー量過多で、風味も薄く、ただミストを吐くだけになっちゃう。
かなり絞ったところ、それなりに重いDL(Direct Lung)にて、納得の濃度。ただし風味については、ちょっとクセがある。
やっぱりドリッパーと吸い比べても、少し金属臭というかコットン臭というか混じってる。少しね。
まとめ
iStick Pico X
質感|良 ●ー●ー●ー●ー● 荒
大きさ|大 ●ー●ー●ー●ー● 小
重さ|重 ●ー●ー●ー●ー● 軽
機能|多 ●ー●ー●ー●ー● 少
安全保護|良 ●ー●ー● 悪
MELO 4
質感|良 ●ー●ー●ー●ー● 荒
ビルド|無評価
風味の濃さ|濃 ●ー●ー●ー●ー● 薄
風味の解像感|高 ●ー●ー●ー●ー● 低
ドローレンジ|軽 ●ー●ー●ー●ー● 重
漏れ耐性|良 ●ー●ー● 悪
まずMELO 4自体はまずまずの仕上がり。それなりに楽しめる味は出してくれる。
ただ、この低抵抗は困りモノ。特に18650シングルバッテリー機とキットにしてるのは疑問があります。
40Wはかけないと個人的な及第点に達しないのでバッテリー消費が著しいですね。出来ればデュアルバッテリー機での使用が望ましい。
iStick Pico Xは既に書いてきた通り、22mmのアトマイザー制限だけはなんとかクリアして欲しかったと思う。
そこを不問とするなら初代iStick Picoを新たに買おうとか、リプレイスしようと考えるならオススメです!
とにかく握りやすくて最高。手に馴染むってのは正にコレのこと。ラバーの触り心地もいいし。
コレに22mmのドリッパーなんか乗せると見ため的にキマる。
私的にですが出番は多そう!
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