「高けりゃ良いもの」・・・っていうは必ずしも当てはまらないですね。BF専用RDTAのレビューです。

 

 

方向性の違いなら仕方ないって受け入れられるのもあるんですけどね。

ーー例えば、10万オーバーのヘッドフォンが好みの音を出すとは限らない。それは人それぞれ嗜好が違うから当然ありえる事象なんですね。使用者が好みの方向性のものを選べばいいだけです。

高価なプロダクトであればコストが掛けられているので、それぞれの方向性ではキチンとしたパフォーマンスをもっている筈です。

しかし今回レビューするアトマイザーについては、正にそんな観念が崩されましたよ。ほんと。

LESTAT パッケージ

 

Creavapは2013年設立のフランスのメーカー。これまでパイプ型MODを多く造ってきているようですが、その他情報はありません。というか知りません。今回レビューするLESTATは2018年に登場したアトマイザーとなっています。

 

 

 

 

LESTAT パッケージ

 

価格は日頃レビューしている中華製アトマイザーの5倍といった高価格帯に位置します。

高くなるほど付属品が少なくなる...ってNOTOSでも書いたなコレ。

 

それではLESTAT RDTA見ていきましょう!

 

 

内容物

LESTAT 内容物

 

内容物一覧

 

  • LESTAT
  • スペア:ポスト用ネジ / Oリング

 

LESTAT スペアパーツ

 

変わった色のOリングは1本千切れていましたね。幸先良くないね。この先書くことを暗示しているかのようだ。

 

 

製品仕様

LESTAT 外観

 

■ LESTAT スペック

 

  • タイプ|RDTA
  • 大きさ|Φ22x29.3mm
  • 重さ|23.4g
  • 材質|SUS304L / Derlin / 他
  • エアフロー|サイド
  • コイル数|シングル
  • リキッド保持量|1.2mL
  • ドリップチップ|510
  • コンタクト|510
  • BF対応|可
  • カラーバリエーション|全2色
  • 製造国|フランス

 

製品詳細

LESTAT 外観

 

おそらく世にあるアトマイザーの中でもっとも段付きな形状となっているでしょう。本レビューしている2019年時点ではこういった段付き形状のアトマイザーって非常に多く登場していますね。そしてそのほとんどが自然な仕上がりとなっているように思いますが、このLESTATはやり過ぎ感がありますよね。

 

 

 

 

LESTAT 外観

 

まったく売れてないな...いや、知らんけど。国内での取り扱いもそこそこあるのに、ちょっとどうなの?ってくらいシリアルNo.が若い。ま、それは置いとこう。

このLESTATは「BF専用」です。内容物で見た通り非貫通のスタンダードピンは付属していません。一応オプションでは販売されてるから、公式から買えば通常のRDTAとして使えるけどね。ま、同梱はされていないのでBF専用です。そこがかなり購入を躊躇う仕様となってます。

 

 

 

 

LESTAT 外観

 

インテークはこちら1箇所のみ。段に跨った位置に空けてあるのは面白いかもね。

 

 

 

 

LESTAT 外観

 

ピンの出代は十分にあります。メカニカルスコンカーに乗せる場合も多いでしょうから、これくらい出てるのはよろしいかと思います。

 

 

 

 

LESTAT 分解状態

 

はい完全バラし。

通常使用でここまでバラす必要ないと思うでしょう?

えぇ~っとねぇ・・・冒頭にも書いたけど、ハッキリ言ってしまえばこのLESTATは良くない部分がとても多いんですよ。ネガティブなところは後でまとめて書くからここではスルーしていきましょう。要するに分解必須です。

 

 

 

 

LESTAT ドリップチップ

 

デルリン製の510接続ドリップチップ。

おそらくトップキャップの段付きシェイプの延長としたくて短めに造ったのだろうけど、これも後述するけど弊害ありましたね。単体で見てる分には良いものですね。

 

 

 

 

LESTAT トップキャップ

 

トップキャップ内部。天井部分はフラットになっています。

 

 

 

 

LESTAT タンクパーツ

 

デッキとばして先にベースパーツ。BFの吐出口はこちらにあります。タンク部に直接フィルしてくれますね。当然っちゃ当然だけど。

 

 

 

 

LESTAT デッキ

 

デッキは2ポスト。コイルは隅に寄せて設置するデザインとなっています。

かなりローハイトな造りとなっています。ドリップチップ先からBFピン先端までの全高が僅か29mmなので、大半のRDAと比べても低いんですよね。それもこれもこのデッキの造りが非常にローハイトだから成し得ているところ。

 

 

 

 

LESTAT デッキ

 

タンクを付けても一般的なRDAのウェルが掘られたデッキと高さが変わらないわけです。実質セパレートする必要があったのか疑問な1.2mLというリキッド保持量ですからね...

んでデッキ側からもフィル出来るようにポートと空気穴がありますね。

 

 

ビルドしてみる

LESTAT ビルド

 

ビルドしていきます。見ての通りネガティブ側はポールレスとなっています。2つのポストが高さ違いにしてあるので組み付けやすそう。

ネジ頭がデカいのでリードの締め込みは楽そうだけどどうだろう、やってみよう。

 

 

 

 

LESTAT ビルド

 

26ゲージで内径2.5mmを7巻しました。短絡したら嫌だからネガティブ側を外側で留めましたが、内側のほうがやりやすいとは思います。

まぁ、どちらにせよ簡単ではありました。抵抗値は0.8Ωくらいですね。

 

 

 

 

LESTAT ビルド

 

多少なりともタンク内に落とす必要があるので、短か過ぎないようにしてみます。

 

 

 

 

LESTAT ボトムフィード

 

とりあえずボトムフィードは問題なく出来ました。当たり前だ。

 

 

 

 

LESTAT ボトムフィード

 

一応オプションでスタンダードピンがあるけど、基本的にはBF専用ですからねスコンカーに乗せて使います。

 

 

吸ってみる

LESTAT

 

それじゃあ吸ってみよう!

感想はあくまでも筆者の主観ですからね♪

 

 

なんと淡泊な風味なのか...薄いともまた違う...気の抜けたコーラのようだ。

高抵抗で吸った時の味が出ないってのとも違う...物足りなさが凄まじい。

ドローはスカスカからスカスカまで。何を言っているか自分でもわからなくなりそうだが、かなり軽めから少しだけ重くなるくらいレンジが狭い。

 

 

まとめ

LESTAT

Creavap LESTAT

5/10

 

LESTAT のココがイケてる

 

  • 個性的なシェイプ

 

 

LESTAT のココがイマイチ

 

  • 後述

 

まず風味が良くなかった。適当に組んでも風味を出せる製品の多い中、よろしくないとしか言いようがない。しかし、色々と試せば良いほうに変わるかもしれない・・・と通常は思うのだけど、以下の理由にて試そうという気が起こらなくなっている。

 

 

■ ドリップチップ、トップキャップが外しづらい

 

どちらもOリング保持だけど、ドリップチップは短く掴みづらくて外しづらい。でもまぁドリップチップはいいですよ、そんなに外す事もないし。

問題はトップキャップ。段付き形状が災いして掴みづらく外しづらい。指の引っかかりが無いんです。とにかく、とにかく外しづら過ぎる!

 

 

■ エアフローコントロール

 

LESTAT エアフローコントロール

 

遮蔽側の形状がこの通りだ。これもっと左右の遮蔽部分を大きくとれなかったのだろうか?

 

 

 

LESTAT エアフローコントロール

 

絞ろうとすると遮蔽されない部分が覗いてスカスカになる。なぜこうしたんだ...

デッキ構造的にコイルも大きく出来ないでしょ?だったらキャップ側の径はもっと小さくしても良かったんじゃ?コイルサイズに適したエアー流入にすべきだと思います。

 

 

■ トップキャップ内部天井とコイル位置

 

LESTAT トップキャップ内部

 

普通に使ってこれですよ?

30分くらい適当に吸ってただけでこんなに貯まるなんてね。コイル位置が隅に寄せられた事が最大の要因かと。てか、隅に寄せられてるのはデュアルコイルとかなら普通だが、内部天井が配慮なきフラットである事が問題なのでしょう。とにかくミストが抜けていかず損失が多い。だから風味が淡泊にもなるってわけだ。コイル位置の変更が構造上不可能に近い為、味を出したいなら小さなコイルで低抵抗にするしかない。とにかくミスト量を爆増ししてやればある程度の改善するだろう。だけどどうだろう、そもそもトップキャップの熱保ちが顕著なので、低抵抗にすると熱々になるだろうし低抵抗に向いていないとしか思えない。

 

 

■ パーツ分解について

 

LESTAT パーツ分解

 

風味関連と共に気に食わない部分がココです。

RDTAであるから構造上あるていど分解するのが不便なのは仕方ないのはわかりますけど、ピンを抜かないとタンクパーツが外せないピンを抜くことによりポジティブポストが外れてしまう。リキッド変更でタンク部の洗浄する度にバラバラにしなけりゃならない。当然ピンの部分のインシュレーターも外れる。小さいパーツだから紛失するか排水口行きしそうになる。このような構造にしなければならない理由でもあるのだろうか?遥かに安価な中華製のほうが賢い造りしてるよ。

 

 

 

良くない部分が多過ぎだ。

他にも、最初からスペアのOリング千切れてたよね。それに高価なんだからスタンダードピンくらい同梱してくれ。あんなのいくらもしないだろう。

見てきたように、そこかしこ設計に???な部分が見られる。ユーザビリティも風味も両方悪いのは頂けない。

 

 

冒頭書きましたね「高価な製品はコストが掛けられているはず」と。そもそもVAPE製品、特にアトマイザーなんて材料コストの掛けようが余りないわけです。確かにインシュレーターは金型起こしてるだろうし(流用じゃないならね)、パーツ数が増えれば工数的に多少高価になっていくのはわかります。でもLESTATくらいの価格に達するなら、何かしらの付加価値が無いと納得出来ないってのはありますね。独特なシェイプは良いですよ。ソコと希少性に対価を払ったのは事実ですけど、アトマイザーとしての機能性とユーザビリティが低いというのは、パフォーマンスの欠落としか言いようがありません。

 

 

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