
Made in SEKI
私がコットンのカットに愛用しているハサミの紹介です。
と、あえて勿体付けるまでもなく、そんなにマイナーな製品でもないんですけどね。
今回紹介する「CANARY」は、日本屈指の刃物の産地「岐阜県関市」に居を構える「長谷川刃物」のメインブランドです。
その中から極細デザイン用はさみである「DSB-100」を取り上げます。
ビルドの際のコットンカットにとても良い切れ味を発揮してくれています。
では、サクッと見ていきましょう。
大きさ
仕様
- サイズ:10.5×5.3×1.0cm
- 本体重量:13g
- 素材:ステンレス刃物鋼、ABS樹脂、フッ素コート
- 原産国:日本
極細デザイン用はさみ、というだけあって小振りなんです。画像通り18650バッテリーと比較しても、そう大きくないのが分かると思います。
先に向かって極めて細くなっているのが見てとれます。
外観
グリップは樹脂製で多少の光沢があるもの。
刃はステンレス。とても薄く細い。これがコットンのカットに打ってつけなわけなんです。
片面には「CANARY JAPAN」と「BOND FREE®」が刻印されており、反対面は無地です。
この「BOND FREE®」は「CANARY」の特許技術となっています。
BOND FREE®
刃の裏側にフッ素加工されており、粘着テープや糊などのべたつきを防止します。一般的な2フッ化ではなく強力な4フッ化のため長寿命が期待出来るとのこと。
使用感について
使用していていつも思うのですが、刃の開閉がとても軽やかなんです。サクサクッと小気味よく対象物をカット出来ます。
グリップの指を通すところはそれなりに大きく造られているので、よっぽどのビッグフィンガーな方でもない限りは問題なく通ると思います。
小振りなので重量の実測は13g切っています。とにかく軽くて持っている事での疲れはありません。
使用においてここまですることはありませんが、一応全開するとここまで開きます。
コットンをカット
私のメイン用途はコットンのカットです。
小振りな製品ですので切断力が特段高いというわけではありません。固いモノや分厚いモノのカットには限界があります。
当然コットンのように柔らかいもののカットには打ってつけです。サクッと切れます。
ま、コットンのカットで真っ直ぐに綺麗する必要があるかって言うと、そこまで厳密ではないですよね。単に使用者の性格次第だよね。
切れ味的に凄まじいかと問われれば、切っている感触がキッチリ伝わるくらいの感じ、と答えておきます。
まとめ
当初は別のハサミを使っていました。
でも刃先の分厚いのだと、どうにもコットンのカットに滑らかさがなくてストレスがあったんですね。
小振りなだけなら100均でも手に入りますが、刃の薄さを求めると中々見当たらない。そんな中、物は試しにと買ってからというもの、ズ~ッとコレしか使っていません。
切れ味が落ちて来たら“研ぎ直し”も有償で依頼出来ます。ただしこの「DSB-100」の販売価格からいっても、買い直したほうがお得かもしれないですね。
私は半年以上毎日のように使用していますが、カット対象がコットンのみなので切れ味は落ちていません。
毎回コットンをカットする時、コイルに通した後の余分をカットする時に「気持ちいい」んです。
この「気持ちよさ」って案外重要なんじゃないでしょうか。