Asvape「Strider VO75 Box MOD」をレビューします。

 

「Strider VO75」はVO TECH設計の“VO75チップセット”搭載のレギュレーテッド(テクニカルMOD)になります。

制御基板の業界リーダーであるEvolv社の“DNA(75)”と競合関係にあり、今後しのぎを削っていくことになるかもしれません。

注目ポイントも多い機種ですので細かく見ていきます。

 

 

スポンサードリンク

Strider VO75 の特色

  • VO75チップセット搭載
  • VPC(Variable Power Control)モード搭載
  • 18650/26650バッテリー両対応
  • リアルカーボン使用

 

 

パッケージ

見ていきましょう。

 

ASvapeStrider75-02ASvapeStrider75-35矢印方向に脱がせます。
すると封印が見えますね。剥がせないのでカットしましょう。

 

 

ASvapeStrider75-05まるで“Zippo”みたいなケースですね。

 

 

ASvapeStrider75-35-1側面に付属品が記載されています。

 

 

内容物

ASvapeStrider75-06

内容物を見ていきます。

  • 本体
  • 取扱説明書

説明書は丸まった紙、一枚だけです!

 

 

ASvapeStrider75-36

  • Micro-USBケーブル
  • 18650アダプター
  • 保障書

 

 

ASvapeStrider75-37保証書の裏面。

 

 

ASvapeStrider75-09Micro-USBケーブルはAsvapeの印字有り。

 

 

ASvapeStrider75-1050cmくらいでしょうか。
これくらい長いと実用性ありますよね。

 

 

ASvapeStrider75-11ASvapeStrider75-1218650アダプターはクロスに包まれていました。

 

 

外観

それでは「Strider」の外観を見ていきます。

 

全体

ASvapeStrider75-14-1ASvapeStrider75-38ASvapeStrider75-39ASvapeStrider75-15標準的なボタン・スクリーン配置ですね。
持った感じの手馴染みは良好です。
パフボタンは反発が強めで「カチッカチッ」と大きめの音が鳴ります。その内馴染むでしょうかね。

 

 

スレッド

ASvapeStrider75-16ASvapeStrider75-17ASvapeStrider75-40接続スレッドは510。スプリング式のコンタクトピンは見た感じカッパーかな。
異様に光沢の強いプレートです。刻印が格好いいと思います。

 

 

ボディ

ASvapeStrider75-19ASvapeStrider75-20ASvapeStrider75-21カーボンではありますが、艶感のある表面処理がなされフラットな手触りです。

 

 

スイッチ・ボタン

ASvapeStrider75-22パフボタン。
黒いジルコニアでしょうか?宝石のように角度によって光がキラキラ反射します。

 

 

ASvapeStrider75-23ここもパフボタン同様。

 

 

バッテリー部

ASvapeStrider75-24ねじ式の蓋。
大きめのベントホールが6穴。

 

 

ASvapeStrider75-25反時計回りで取り外せます。

 

 

ASvapeStrider75-26底がバッテリーの負極側。

 

 

ASvapeStrider75-27ASvapeStrider75-28ASvapeStrider75-29ASvapeStrider75-30このカバー「HCigar VT75」と同じ類のもの。あまり評判良くないですよね。
スレッドのねじ巻きピッチが細かいので付けづらいんですよね。噛み合わないまま強引に回すと潰れると思われます。
せめてグリス塗ってあげようかな。

 

 

ASvapeStrider75-31正極を奥にして差し込みます。

 

 

ASvapeStrider75-32当然アダプターを使用して18650も使用可能です。

 

 

ASvapeStrider75-33今回の使用バッテリーMXJO製では蓋が少し飛び出ます。
これで立てても座りが悪いことはないです。

 

 

ASvapeStrider75-34塗装の一部に気泡が見られます。
まぁ本品に限らずよくある事ですねぇ。

 

 

操作説明

DNA同様に直感的ではないと個人的には思う操作体系であるVOチップ。
初見では戸惑うと思います。以下に取扱説明書のスキャンと、操作説明を解説していきます。

 

 

User Manual

ASvapeStrider41

 

 

基本操作

  • Power On:パフボタン5回(3秒以内)
  • Lock Mode:電源ON時にパフボタン3回(3秒以内)
  • Mode Select:電源ON時にパフボタン5回(3秒以内)インジケータが点滅したら“モード選択”状態になっています。
  • Power Off:電源ON時にパフボタン5回(3秒以内)で“モード選択”状態(※)でパフボタンを押して[ SYSTEM ]に合わせ“ー”ボタンを押す。

 

ASvapeStrider48非選択項目は白字、選択項目は白背景に黒字(ハイライト状態)となっているのが分かると思います。
上図のようにパフボタン押す度に選択項目が移動します。

 

 

モード説明

Processed with MOLDIV基本画面の一番左が現在選択されているモード名の表示となります。
モードの切り替えは、一番左の項目が選択された状態で、“+”か“-”ボタンで順に切り替わっていきます(上図)

 

 

搭載モード説明

  • VPC Mode(Variable Power Control Mode):可変出力制御モード。パフボタン押してから6秒間のワッテージを1秒刻みに設定出来ます。
  • POWER Mode:ワッテージモード
  • TEMP Mode:温度管理モード
  • BYPASS Mode:疑似メカニカルモード

 

 

VPC Mode 設定方法

売りの機能であるVPC、電力曲線をユーザーが変更可能な素敵モードです。設定方法を見ていきましょうか。

 

ASvapeStrider47[ VPC Mode ]にてパフボタンを押し[ EDIT ]に合わせ“+”か“ー”ボタンで出力カーブ設定画面に入ります。

 

 

ASvapeStrider50上の画像が出力カーブ設定画面になります。
横軸が“秒”、縦軸が“出力”です。
棒線の一番左が少し大きめな■になっているのがわかると思います。
大きめな■が現在設定対象となっている“秒”です。
一番左からパフボタン押し始めの1秒目の出力、その右隣がパフボタン押して2秒目からの出力、といった具体で、最終の6秒目までを設定可能です。
ちなみに実際に使用する際にパフボタンを6秒以上押し続けるとどうなるかと言うと、6秒目の設定ワッテージがずっと掛かり続けます。

 

 

ASvapeStrider49“パフボタン”を押す毎に1秒目→2秒目と設定対象が移動していきます。
“+”か“ー”ボタンでワッテージの上昇下降を調整します。
好みのカーブに設定し終わったら、パフボタンを長押しで「確定」されます。「確定」後、“+”“ー”ボタンで設定画面を抜ける事で設定完了です。
基本画面に戻ったら[ SYSTEM ]をハイライトし“+”ボタンを押せば、ベイピング可能な状態になります。

 

 

可変出力設定の選択

ASvapeStrider45[ VPC Mode ]で[ D1 ]に合わせ、“+”か“ー”ボタンを押すことで[ D1 ]から[ D5 ]まで5つの設定から選択して使用可能です。
選択後、[ SYSTEM ]をハイライトし“+”ボタンを押せば、ベイピング可能な状態になります。

VOチップでは5つまで好みの出力カーブをメモリーしておく事が可能なわけです!

手持ちのアトマイザー(セットアップ)毎に設定を作っておけば捗りますね。

 

 

TEMP Mode設定方法

ASvapeStrider56[ TEMP Mode ]でパフボタンを押して移動し、[ ℉ ]か[ ℃ ]を“+”か“ー”ボタンで設定、その隣のコイル種別を同様に設定する。
設定が終わったら[ SYSTEM ]にカーソル移動し“+”ボタンでベイピング可能な状態になります。
基本画面で“+”“ー”ボタンで温度の上昇下降を操作出来ますので、好みの温度に変更してから使用しましょう。

 

 

ASvapeStrider54今回は“SS316”でコイルを作り試運転してみます。

 

 

ASvapeStrider55さぁ、いくぞ!

ところが...

 

 

ASvapeStrider57“Dry Coil NO Liquid”

まったく加熱されませんでした。
勿論リキッドは補充してありましたし、アトマイザーをそのまま別のMODに装着したら普通に温度管理可能でした。

何故かStriderの(少なくとも)SS316は機能しません。何かを見落としているのか、セットアップにシビアなのか...

解決方法もわからないし現状は使用を諦めます。

Twitterで速攻レス頂きまして、やり方教えて頂きました!

 

 

基本画面で“+”と“ー”ボタン長押しで“抵抗値”を再取得。

ド基本ですよね...一定周期で認識しに行っていると思いこんでました><
そして吸ってみました。

キッチリ温度管理可能です。細かくパルス制御な挙動を行いコットンが焦げる前に停止されます。
非常に優秀に感じます。

 


 

ちなみに取説裏面にVPCの出力設定例が乗っていますのでスキャンしたのを載せておきます。
見辛いのはご容赦下さい。ファームウェアアップデートに関しては次に解説します。

 

ASvapeStrider42

その他モードについての設定は一般的なレギュレーテッド(テクニカルMOD)と差異がないので説明は割愛します。

 

 

ファームウェア

“VO75チップセット”はファームウェアのアップデートが可能です。
本記事を書いている2017年1月時点で最大出力が80Wに拡張されるファームウェアが公開されています。

 

 

ファームアップ手順

下記リンク先がダウンロードページになります。

http://vochipset.com/downloads/

*「Strider」用『FIRMWARE』は削除されているようですのでこちらからダウンロードして下さい。(2017年4月19日追記)

『VO.Tech』が上記リンクに「Strider」用『FIRMWARE』を復活してくれました。(2017年4月20日追記)

 

vochipset1. VO EDITORと、最新FIRMWAREをそれぞれダウンロードして下さい。見た感じWindows向けしか用意されていないようです。

*現在は画面が変わっています。『VO Chipset Firmware (Strider & Custom Mods)』をクリックしてダウンロードして下さい。(2017年4月20日追記)

2. ダウンロードしたVO EDITORをインストールして下さい。ファームウェアの方は圧縮ファイルを解凍して下さい。

3. VO EDITORを起動して下さい。※インストール用のexeファイルではないですよ。インストールしたアプリケーションを起動のこと。下図のウィンドウが立ち上がります。

 

 

voeditor

4. バッテリーを抜いた「Strider」をUSBケーブルにてPCと接続して下さい。この際バッテリーが入ったままだと充電モードになりPCに認識されません。初回接続時はドライバのインストールも行われます。

 

 

voeditor4

「Strider」がVO EDITORに認識されると上図のようになります。

 

 

voeditor5

[ Open ]を押し、最新ファームウェア「VOChip_○○.bin」ファイルを選択します。○○はその時点でのバージョンにより異なるはずです。

念のためフォルダ名等は英数字で統一して下さい。“かな”が混じっていると認識しない可能性あります。
また、ファイル名は「VOChip_80W_left_right_20160712_V2.bin」(←2017年1月時点の最新ファイル名)のような形にしないと認識しません。ファイルを解凍した時点でなっていれば特に触る必要はありません。

 

 

voeditor6

5. [ Update ]を押します。

 

 

voeditor3

6. 緑色の進捗バーが満たされると初期画面に戻ります。

 

 

voeditorこの時点でファームウェアのアップデートが完了しているはずです。「Strider」からUSBケーブルを外し、最大出力が80Wまで上昇可能か確認して下さい。

ちなみにVO EDITORの右半分のエリアにMOD起動時ロゴを変更出来るエディター付きです。興味のある方は使ってみて下さい。

 

 

Minikin2 との比較

電力曲線を設定可能なMODという事で、既発のasMODus「Minikin2」と比較検討される方もおられると思います。価格も似ていますし。それぞれの利点と欠点をあげていきます。

 

ASvapeStrider51

Minikin2 の良いところ

  • 100W超えの出力
  • タッチパネル且つ直感的操作が可能なUI
  • カーブモードの分割毎の最小単位0.1秒から設定可能

Strider の良いところ

  • カーブモードが5つまでメモリー出来る
  • 26650/18650バッテリーのコンパチ仕様

 

 

ASvapeStrider52

Minikin2 のここがちょっと...

  • カーブモードのメモリー枠が1つしかないのでセットアップ毎に修正する必要がある

Strider のここがちょっと...

  • カーブモードの時間軸は変更する事が出来ず必ず“1秒毎”のセクションとなる
  • 電池蓋の取扱いに(少し)気を使う
  • 温度管理が不透明(StriderというかVO75Chipsetの問題) 筆者の認識不足でした。すみません、温度管理優秀だと思います。

 

どちらの機種良い部分や気になる部分はあります。ご自身の使用方法に合っている方を選べば良いんじゃないかと思います。

 

 

まとめ

ASvapeStrider58

無骨な造形ながらカーボンを用いたことにより艶やかな意匠に中和されている。
スクリーン側からバッテリー側にかけて太くなる形状によりグリッピングも良好で、バッテリー脱着部を底面へ配した事により非常に高い堅牢性を備える。

26650バッテリーを使用する事により放出可能な出力を余す事なく使用でき、高性能なチップによる曲線出力を振り回す事で使用者のスタイルに順応。

反面、操作体系が独自であり、電源を落とすにも計9クリック必要で使用者には相応の慣れを求める。
また、温度管理機能の使用条件が不明で情報も出揃っていない為、使用方法は限られたものとなる。
SS316で試した限りは優秀な温度管理機能だと思いました。

 

 

ASvapeStrider59DNAと競合するチップセットと海外では言われていますが、現状は温度管理にユーザーの設定を盛り込めるわけではありません。
EScribeのようなアプリケーションが提供され、より詳細な設定を作りこめるようになると肩を並べた言えるのではないでしょうか。

現状ではMOD単体で出力曲線をセッティング出来る点でユーザビリティが非常に高く、今後、時間軸のカスタマイズ性が上がると常用に値する機種となりそうです。
ファームアップを期待したいところですね。操作体系どうのこうの言いましたが、個人的にはDNAより遥かに使いやすいです。

 

 

製品仕様

寸法(mm)幅:34
奥行:50
高さ:91
重量(g)181
材質亜鉛合金
カーボン
使用電池18650/26650
電池個数1
制御基板VO75Chipset
出力(W)5-80
対応抵抗値(Ω)Power/VPC:0.08-3
TC:0.03-3
BYPASS:0.2-3
最大出力電圧(V)0.3-9.5
温度制御範囲(℃)100~300
温度制御範囲(℉)212~572
温度制御対応線材Ni
Ti
SS316
ファームウェアアップデート可否
安全機能・Anti-Dry Burning Technology
・Low Battery Voltage Protection
・Low Resistance Protection
・Reverse Polarity Protection
・Short Circuit Protection
・Auto Shut-off

 

ご購入はこちら

 

スポンサードリンク
Gearbest  promotion
コメント一覧
  1. ヘントナ より:

    この記事を見て、Striderをこうにゅうしました。
    しかひ、FirmwareのUpdateをしようとあれこれいじっているうちに表示がおかしくなりました。
    申し訳ないですが、ダウンロードした「VOChip_80W_left_right_20160712_V2.bin」のFirmwareがまだありましたら
    いただけないでしょうが?
    よろしくお願いします。

コメントを残す

CAPTCHA


MOD, Technical, Asvapeの関連記事
  • 20700デュアル「Genie PD270」by IJOY
  • VGME 18350 Mechanical Mod
  • メカニカルみたいなチューブ型レギュレーテッド「MOD101」by EHPRO
  • 胸ポケットに余裕で入る極小キット「iCare」by Eleaf

TwitterでShuをフォローしよう

  • RDTA
  • Mechanical
  • Starter Kit
  • Starter Kit
  • RDA
  • USA[A-M]
  • Mechanical
  • RDA
  • RDTA
  • Clearomizer
  • Starter Kit
  • Mechanical
Mechanical
スタビライズドウッドの筐体に18350スタック接続、そしてハイブリッド接続の小型メカニカルMODのレビューです。今回レビューするMODですが...
RTA
今回レビューするのは今更説明するまでもない傑作RTAのニューバージョン。先代は私もいつか欲しいなぁって思っていましたが、ついぞ買う前にV2が...