
選んで間違いのないクリアロマイザー。
かつての威光はどこに...なAspireから2020年時点でコレ決定版でしょ?って感じの超バランスの良い仕上がりのクリアロマイザーが登場。
爆煙!爆煙!って人には向かないけど、お漏らしを気にせず安定的に使いたい人やこれからVAPEを始める人に最適です。
Nautilus XSの特徴
- 2020年リリース
- Nautilus Xの進化版
- 直径22mm
- トップ吸気(漏れにくい構造)
- 濃厚な風味生成
パッケージ
Nautilusシリーズの2020年5月時点での最新作にしてNautilus Xの後継機となるNautilus XS。
Aspireといえば数年おきに高性能なクリアロマイザーをリリースして注目されて来たという印象。ここ数年はリビルダブル勢各社の活躍の影で控えめなリリースだった印象ですが、クリアロマイザーへのメッシュコイル採用が進んできた事により再び日の目を見ているといったところかな。
内容物
本体 | Nautilus XS |
ドリップチップ | 510 |
付属品 | 0.7Ω Nautilus XS メッシュコイル |
〃 | 1.8Ω Nautilus X コイル |
スペア | ガラスチューブ |
〃 | Oリング |
工具 | なし |
取扱説明書 | 日本語記載無し |
製品詳細
Nautilus XS の外観
Nautilus XS。直径22mmのスタンダード径でドリップチップからコンタクトピン先端までが48.1mmといった寸法。カラーはシルバーとブラックといったバリエーションです。
ドリップチップ(吸い口)は細めで外径8.6mm、内径4.3mmとなっています。Nautilus XSはMTL(マウス・トゥ・ラング=タバコ吸い)の重めのドローという商品説明はされていませんが、ことドリップチップに関してはMTL向けっぽいナローな造りとなっています。
大きな特徴としては吸気位置がコイルより上部にあるところ。いわゆるトップ吸気構造となっています。これによりリキッド自重によりエアホールからの漏れが発生しません。タンクアトマイザーで懸念される最もアリガチなシチュエーション、リキッドリークがほぼ発生しない構造となっています。なによりコイルヘッド脱着型であるクリアロマイザーでこの構造を採用したところが特筆点かと思いますね。
このオーバル状のエアホールは裏側と合わせて2箇所あります。リングパーツを回転させてドロー(吸い心地)や風味の調整を行えます。
コンタクトピンの突出量は0.6mm、ピン全長としては4.6mmと標準的。ピン自体は圧入式なので出代の調整不可。
底面に焼かれている「Eigate」はAspireとイコールみたいですね。実質同じ企業みたいな感じ。
Nautilus XS の詳細
Oリング保持のドリップチップを引き抜くと特徴的なのが本体側のデルリン材ブラックなリングパーツ。このいかにも取り外せそうなパーツは本体に圧入されており一体化しています。外せないし外す必要のないパーツということです。
トップキャップはコイルヘッドと直接スレッドにて繋がって保持される構造です。
外部からのエアーが凹凸部から吹き出すフローです。
そのエアーが中央のチムニーと外周スレッドとの隙間(にある穴)から降りていきコイルに到達するというフローとなっています。
ガラスチューブはベースにある幅のあるOリングにて保持されます。このOリングはスペアも付属していますし劣化も早くないと思いますが、後々を考えると入手性は良くない類のパーツですね。
ベース面はフラットとなっています。
スレッド装着のコイルヘッドとコンタクトピンがベース内部で繋がる事により通電します。ベースとコイルヘッドの隙間からリキッドが侵入していかないようにOリングで隙間を埋めてある感じですね。
使用するコイルヘッド
コイルヘッドは2種類同梱されています。どちらもNautilus Xシリーズ専用のものです。
この2つ、低抗値はかなり差があるんです。初期装着されていた水色Oリングのほうが0.7Ωメッシュコイル仕様、もう一方は1.8Ωと高抵抗のようです。
1.8Ωコイルヘッドはエアーインとミスト排出がそれぞれオフセットされています。
0.7Ωと1.8Ωという抵抗値。AspireとしてはCleitoシリーズのような低抵抗なモデルも存在しますが、Nautilusは中~高抵抗モデルという事です。
極端とも言える爆煙で超濃厚なミスト生成ではなく、ほどよい濃さで楽しめてリキッド消費やバッテリー消費に配慮されたバランス型と言えるでしょう。
MODとの組み合わせ
随分とSUS部分の色味が違うな...ってのは置いておくけど、初代iStick Picoとのマッチングは良好。22mm径ですからね、ベストフィットでしょう。
続いてiStick Pico 21700との組み合わせ。バッテリーキャップとのクリアランスが顕著ですね。これも違和感のない組み合わせだと思います。
Easy Side Box Modともかなりマッチするんですねコレ。いやーいいねこの塊感。
Geek Vape版iStick Pico的なLucidだとこんな感じ。
リキッド補充
Nautilus XSはフィルポートを備えていません。トップ吸気かつローハイトを意識した都合でしょうけど、トップキャップを丸々取り外してリキッドを補充する事となります。
画像では極太ノズルで補充していますが問題はありません。一般的なノズルであれば注ぎやすいでしょう。
タンクパーツも幅の広いOリングで保持されていますから不意に外れたりもないです。個人的にはフィルポートパーツがタンクとキャップ感にクッションしてる構造のほうが好みですが、実用上の不便はありませんでした。
コイルヘッド初回使用時はコットンへのリキッド浸透のため10分程度は待ちましょう。
守らないとコットン焦げちゃうからね。焦る気持ちはわかるけどグッと堪えて待ちましょう!
吸ってみる

風味生成
【0.7Ω】
うん、十分な風味生成。エアホール全開でもちゃんと風味ノリが良くて、程よい濃さで出てくれるし変な臭みも皆無ですね。推奨最大ワッテージ22Wで吸ってますが、供給不足もまったく無いですし長めのロングパフしてもドライになりません。
実に扱いやすくて楽しめるコイルヘッドだと思います。
【1.8Ω】
へぇ~この抵抗値のわりに結構風味は出てくれますね。悪くない。考えようによっちゃ驚異的なくらい濃くでてくれます。しかしながら替えコイルを購入する際にあえてこちらを選ぶ理由も少ないかな。0.7Ωのほうでいい。
ドロー
エアホール全開時は軽めですがスッカスカまではいかず、半開は軽くも重くもない中間ドローで適切。限界近くまで閉じるとライトMTLといった重さですね。完全に閉じても僅かにエアーの通りはあります。
まとめ
扱いやすいバランス型クリアロマイザー
リキッド補充の際にガバっとトップキャップを外してチムニーとガラスチューブの隙間から行うところ、そこくらいしか気になった部分はなかったね。そこも不都合があるわけじゃないし、何となく見栄え的に無理矢理感があって好まないってだけで。
とにかくコイルヘッドが高性能。どちらもとても良かったけど、やはり使い続けるならより風味の濃い0.7Ωのほうかな。メッシュでありながらほどほどの抵抗値に抑えてあるのが扱いやすい。風味は濃すぎず、まったく不満のない高い生成力。それでいてドライ知らずな万能感。凄く良いですね。
アトマイザー自体の構造としても、勿論リキッドのリークは皆無です。外に持ち出してもまったく心配せずに済みます。
タンク内にリキッドが残った状態でしばらく放置する場合は、エアホールを閉じて逆さにしておきましょう。そうしないとコットンがジュルジュルになっちゃうからね。
すでに毎日ビルドして吸いまくってる人に訴求する製品ではないけど、これからVAPEを始める人にピッタリな高性能タンクアトマイザーでしょう。
スタートする際に買わなきゃいけないモノに迷わないセット品も提供元にラインアップされています。以降に簡単な説明とともに書いておくので、「これからVAPE始めてみよっかな~」って人は目を通してみて下さいな。
製品仕様
タイプ | クリアロマイザー |
直径 | 22mm |
高さ | 48.1mm |
重さ | 42g |
材質 | SUS/Derlin/Peek |
エアフロー | トップ吸気 |
タンク容量 | 2mL |
ドリップチップ | 510 |
コンタクト | 510 |
対応コイル | Nautilus Xシリーズ |
カラーバリエーション | 全2色 |
製造国 | 中国 |
ご購入はこちら
これからVAPEを始める方に最適なセット販売となっています。MODを3種類の中から選べます。
Nautilus XSとのフィット感に優れていて主流の22mm径アトマイザーに対応するコンパクトな無印iStick Picoか、アトマイザーのマウントに余裕があって大容量バッテリーも使える(先を見据えた)21700か、最軽量なXか(ただしXに関してはこちらにあるようにコンタクト部のシーリングが改良されていな限りオススメしない)。
※21700のみ価格が異なります。
さらにリキッドもセットになっており4種類の中から選べます。
4種類のリキッドから選べる
さらにさらに以下のアクセサリーも付属します。
2つのアクセサリーが同梱
- ベプログ オリジナルポーチ
- プルームテック対応マルチドリップチップ (ブラック)
アクセサリーの詳細は商品ページで確認して下さい。
以上のようにとても「VAPEをスタートするのに相応しいセット」となっています。
ただし、どのMODを選択肢するにしても別途バッテリーを準備せねばなりません。(どうせならアクセサリーよりバッテリーをセットにして欲しいところだが...)