
中国Ambition ModsからMTL向けリビルダブルタンクアトマイザーが登場。
Ambition ModsといえばC-Roll RDA。私的にこれまで使用してきたドリッパーでベスト3に入りますね。とにかくフレーバー重視で最高に好みのミストを生成してくれます。初めて触れてからもっとも使用頻度が高くなっています。
販売店の説明書きで知ったんだけど、Ambition ModsはBell RDAやA2 RDAで有名なPhevanda Modsの姉妹ブランドなんだって。
いやー、使ったことあるアトマイザーが全て好きだわーー。味の出方が好みドンピシャなんですよね。そんなわけで今回のGate MTL RTAも期待して見ていきます!
小さめでクリーンな白い紙パッケージ。持った瞬間に少しのズッシリ感がありました。仕様は事前に多少知っていたから重さにも納得です。
Gate MTL RTAは2mLと3.5mLという2種類のリキッド保持量で展開されています。レビューするのは2mL版になりますのでご承知おき下さい。
それではAmbition ModsのGate MTL RTA見ていきましょう。
内容物
■ 内容物一覧
- Gate MTL RTA
- エアフロープラグ
- ネジx2
- Oリングx9
- 工具
製品仕様
■ Gate MTL RTA スペック
- 大きさ|Φ22x52.8mm
- 重さ|65g
- 材質|SUS316/POM/他
- エアフロー|ボトム
- コイル数|1
- リキッド保持量|2mL
- BF対応|不可
- ドリップチップ|510
- コンタクト|510
- カラーバリエーション|全2色
- 製造国|中国
製品詳細
重厚なシェイプで、姉妹メーカーPhevanda ModsのA2 RDAにかなり似たテイストを感じます。
それでは各部を見ていきましょう。
ドリップチップは510規格のPOM製で内径は4mmと絞りこまれ、いかにもMTL向けと言えるでしょう。
トップキャップはリングになっていて、スレッドなので回して外します。
リングのトップキャップを外す事により中央のエアーリング(メーカーによるパーツ名称)が取り外せるという構造となっています。
この2つを外すとフィルが可能となるわけなんです。このエアーリングを回す事により後述のインナーチャンバーが回転しジュースホールが制御出来ます。
そしてこのエアーリングの量感がヤバイ。内径が狭い事もあってほとんど金属の塊。これが重量増の最たる要因ですね。
続いてタンク部分を見ていきます。
ガラスチューブはデッキとの挟み込み構造ではなく、チャンバーパーツに組み付けてOリングで保持される構造。KangerTechのTopTankとかもそうでしたよね。懐かしいです。
チャンバー内部も出口に向けて絞り込まれ、濃縮されたようなミストが期待出来る。
このチャンバーは2重構造。インナーチャンバーはかなり狭いですよね。これもあって重さが増してるってのはあるね。
デッキは2ポストでシングルコイル専用となっています。コイルの巻向き問わず設置出来るタイプですね。
ジュースホールはオーバル2穴となっており供給は良さそうに思います。
インナーチャンバーのノッチにてジュースフローがコントロールされます。ノッチの形状も特殊ですね。
ベースにあるエアインテークはオーバルと3連丸穴から選択可能です。それぞれ開放も微調整可能ですしタイトドローにも出来るでしょう。
コンタクトピンの出代は標準的~少し短めとなっています。
AFCで調整可能なのですが、同梱のエアフロープラグを換装することにより、さらなるドローの調整が可能です。
コンタクトピンの内部がわの先端に取り付けてあるパーツですので、一旦ピンを取り外します。
初期装着はΦ1.5となっていて、同梱のほうはΦ0.8と激絞りされています。
Φ1.0mmを下回るのはかなりですよ。
Φ0.8のほうは内部が少し荒い仕上がりとはなっていますが、使用上は問題もないでしょう。
ビルドしてみる
それではビルドしていきたいと思います。エアフローのタイトさとタンク容量から考えて抵抗値は高めでいくべきでしょう。
ネジに巻きつけるようにして締め込んでいけばズレずに簡単。
単線26ゲージの内径2.5mmで7巻です。抵抗値は0.8Ωくらいを狙いました。
高さはこのくらいで良いのじゃないでしょうか。
コットンはかなり削いでいます。ここは経験がものを言いますね。
おそらく多めではドライになると踏んで、ジュルジュルにならないであろう領域まで削いでみました。
長さはホールに落として微調整します。結果から言えば削いでフンワリさせたこの量・長さがベストでした。
MODに乗せてみる
22mm径ですからiStick Picoにも乗せられます。今回の2mL版でもそこそこ丈がありますのであまりにも小さいMODには似合わないかもしれません。
吸ってみる
それじゃあ吸ってみよう!
感想はあくまでも筆者の主観として捉えて下さいね。
抵抗値0.83Ωに20Wくらいで吸ってみました。プラグは小径なΦ0.8mmのほう。
エアホールをオーバルの全開で吸ってもドローが重い!MTL(マウス・トゥ・ラング)で楽しめますね。
味はもう、最高に濃密かつ高バランス。美味すぎるっ!!
エアホール3穴~1穴まで吸ってみましたが、1穴だとツライほど重い。激重!濃密、濃密すぎるミスト。
今回のビルドではドライ・ウェットに振れる事もなく、まぁったく問題なくチェーン可能。最高。
プラグをΦ1.5mm(大きいほう)に換装して吸ってみました。
こちらだとDL(ダイレクト・ラング)出来ますねー。
重いのを吸った後だからか軽く感じます。反面ミストの濃密感は少し下がりましたが、これはこれで。
まとめ
Ambition Mods Gate MTL RTA
9/10
■ Gate MTL RTA のココがイケてる
- 重厚かつ高精度な各部パーツ
- ビルドが超簡単
- 異常なまでの濃密ミスト(MTL時)
■ Gate MTL RTA のココがイマイチ
- ガラスチューブのスペア同梱無し
ジューフローコントロール、エアフロコントロールともに滑らかに動作します。
見た目も金属質感を堪能出来る重みがあって満足度が高いです。
風味は最高に美味い部類です。特にMTLで吸えば「これでもかっ」って言うくらい凄まじい濃密さ、驚くべきバランスの良さで楽しめます。
ビルドの難しさもありません。一発で最適な状態にもっていけましたので、コットン量のシビアさも無いでしょう。
唯一の懸念はガラスチューブの予備が同梱されていないところ。そこそこ面が広いから気になるね。とはいえ私はこれまで一度もタンクを割った事ありませんが。
オプションでウルテム(PEI)のチューブもあるみたいからドレスアップ兼ねて入手したいところ。
MTLタンクアトマイザーでアンダー¥1万の中では飛び抜けた性能でしょう。気に入ったよ。
fa-tag2019年4月7日追記
ウルテムチューブを入手したので換装してみます。
このようなケースに入っています。
画像はちょっと実際より色味が濃くなっているかも。
厚みは0.8mmなのですが、結構肉厚な感じを受けます。勿論本体に最初からついていたガラスチューブとまったく同じ寸法です。
うん、個人的には最初の透明なガラスチューブのほうが好みでしたね。まぁ破損に備えて予備が欲しかったという目的は果たせました。
ご購入はこちら